皆さん、就活頑張ってますか。
情報を仕入れるにも、ビジネスを展開するにも、娯楽を楽しむにも、現在では全てにおいてネットが必要。そしてその質の差が、のちのち大きな影響を及ぼしたりもします。
今回は少し就活から離れて、ドイツの通信環境にフォーカスを当てて解説していきましょう。
こちらの記事では、モバイル端末にフォーカスをあてて解説します。自宅のケーブルネット環境に関しては下記の記事を御覧ください。↓
また、こちらでの契約によくありがちな2年契約や解約に関しては下記の記事にまとめています。あわせて御覧ください↓
モバイルインターネット
ドイツに来た時、まず皆さんが検討するのが携帯電話の確保ではないでしょうか。
iPhoneの普及でSimフリーの概念も広まり、今では日本で使っていたスマホにこちらのSimカードを入れて使っている方も多いと思われます。
ドイツのSimカードは2種類に大別できます。プリペイドとポストペイド。まずはこちらの解説から始めていきましょう。
プリペイドSim
日本では、だいぶ勢力が小さくなってしまったプリペイドSimカード。こちらでは、買いづらくはなってきているものの、まだまだ現役です。
こちらのSimはその名の通り、前払いで都度チャージしながら使うタイプになります。以前であれば、ネットも従料制でチャージした金額から都度引かれるようなプランも有りましたが、スマホ全盛のこのご時世、通信量はギガ単位で消費されていきます。
よって最近では、通話とショートメッセージは従料制、ネット接続は500MBから10GB・20GBあたりまでまで月額制、といった形で組み合わせて使うものが多いです。プリペイドであっても最初から通話もかけ放題といったプランもリーズナブルに提供されていますね。個人的な感覚では、外で動画などを見ず、SNSとネット検索をするようなスタイルであれば月に3GBもあればお釣りはくるかな、といったイメージです。
パソコンやタブレットをテザリングしてつなぐような使い方であれば、倍の6GBから10GBは欲しいところでしょう。
大手と呼ばれるキャリアはドイツには3社あります。T-Mobile、Vodafone、そしてO2です。ある程度の都市であればこの3社のアンテナショップは街中を歩けばすぐに見つかることと思います。これにくわえてMobilcom-Devitelのショップも多いですね。こちらは自前の回線網はもっていないMVNOの業者ではありますが、契約者数は大手キャリアに引けを取りません。
一番最初の回線契約であれば、上記アンテナショップに赴き、プリペイドでSimカードを入手したい旨を伝え、その場で身分証明書の提示、契約の締結がスムーズです。
安く運用したい
こちらのプリペイドSim、初期投資や月々の支払いという面では、ポストペイドよりも安くおさえることはできます。ただし、料金プランやデータ利用にあまり自由度がないのも事実。ドイツでは他にも多数の業者がプリペイドSimを発行しています。
しかし、最初の段階ではおすすめできません。なぜなら、個人情報保護の規定がかなり厳しくなってきて、契約の段階でオペレータとのビデオ通話が必要になることもあります。ちょっとハードルが高いんですね。
こちらの個人認証に関してはこちらにまとめてあります。↓
ドイツ語に慣れてきて、生活する上でデータに特化してもう一つ回線契約がしたい、身内でもう1枚Simを調達する必要がでてきた!となったら、他の業者にあたってみましょう。興味深い点として、スーパーマーケットやドラッグストアで、プリペイドSimのスターターキットを販売しています。価格も抑えられていて、使いやすいサービスだなと思います。
参考URL:aldi、Netto、Penny、Rewe、Lidl。お近くのスーパーはありますか?
ポストペイドでの契約
こちらの契約は、日本でも馴染みのあるものでしょう。まずキャリアと契約を交わし、その上で月額基本料・通信量・割賦端末代金を銀行引き落としにて後払いするというものです。
プリペイド契約に比べると、かけ放題の対象回線、データ通信量、通信速度にかんして柔軟な選択肢が提供されています。あわせて端末の割賦購入ができるので、高額な端末であっても分割払いにて購入が可能になります。
この割賦販売の端末、ドイツでは全てSimロックフリーです。契約後他のキャリアのSimをいれても問題なく動きますし、多くの場合、日本に帰国した際日本のSimをいれても動作します。(技適マークなどについてはまた別問題)
そして契約期間についてですが、おしなべて24ヶ月の契約にサインするよう求められます。
こちらも上記3キャリア T-Mobile、Vodafone、そしてO2 がサービスを提供しており、ドイツでのほとんどの携帯契約を独占しています。最大手はT-Mobile。5Gなど先進のサービスも次々導入しており、また全国津々浦々にアンテナを張り巡らせているので、安心感は桁違いです。また街中や主要駅構内、特急電車車内などにHotSpotも多く設置しているので、1つの回線契約で複数の接続手段を入手できます。
そして先にも書きましたが、大手キャリアはアンテナショップを多数抱えています。なにかあればふらっと立ち寄ることができるのも大きなメリットの一つ。購入の際もいろいろと説明を受けることが可能ですし、契約の変更や機種交換に関しても相談に乗ってくれます。
ただしネックは、月額基本料が高額なこと。安いものでも30から40ユーロかかります。ただつながるだけではなく、その他のサービスやアフターサービスも込みの値段ということですね。
こちらもネット上で展開されているMVNOの格安プランを探すと、大手よりも安く運用することが出来ます。国内通話かけ放題・3GBの定額インターネットがついて10ユーロ行かないくらいで運用できたりもします。Simply、Blau.de、Congstarなどが有名どころでしょうか。このような業者でも24回の分割払いにて最新機種の販売も行っています。ただ機種に限りがあるので、吟味は必要。
まとめ
今回はドイツに来てからのはじめの一歩、携帯のSimとネットはどう確保する?について解説しました。
手っ取り早いのは大手キャリアで、店頭にてプリペイドSimを作ってしまうこと。パスポートは忘れないようにしましょう。
それから他の割安なプリペイドSim、ポストペイドの契約などを検討しても遅くはないです。各社いろいろと値段にしろサービスにしろいろいろと展開しているのでじっくり見てみることをおすすめします。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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