こんにちは。就活頑張ってますか。
ドイツ生活も慣れてくるといろんな不満が出てくると思います。
今日は私がこちらに来たばかりの頃に感じた不満について書いていきます。とは言え、自分の中でうまく解消して、結局こちらに居ついてしまっているので、そこまで大きい不満ではなかったのかもしれませんが。
スーパーのレジはなんのためにある?
ドイツに来てから、1週間ばかり。外食だけでなくスーパーにも顔を出すようになった頃、強く感じていたことです。大きいスーパーだと、10台以上レジがあるにも関わらず、稼働しているのはせいぜい2台程。夕方の買い物時などはズラーーーっと行列ができるわけです。それでも「ねぇ他のレジ開けてよ」とは誰も言わない。もし言ったとしても「そのうち来るわよ」で片付けられてしまう。
うーーーーん、なんのためにこんなにたくさんのレジがあるのよ?という疑問はとても強かったです。
働いている側も買い物している側も、それが日常であったので、気にすることもなかったのかなぁ。とも思っていましたが、
ここ5年ほどで急速に様子が様変わりしました。「一定以上列ができると教えて下さいね。スタッフがすぐに来ますから。」というポスターが出始め、レジ前の行列に関してはかなり柔軟に対応してくれるようになってきました。また、セルフレジも少しずつ普及してきて、少しでも速く済ませたい人はそちらを使っているようです。
アメリカのアマゾンでは、電車の自動改札のようなシステムのレジなし店舗を急拡大していますが、そういった流れはドイツにも来るでしょうか?
書面の必要性
インターネット全盛のこのご時世。申請や出願、確認など様々なことがオンライン上でできるようになってきました。契約の申込みだってもちろんオンラインです。
しかし
解約に関しては、オンラインやメールでは絶対に完結しません。送ったとしても、「これじゃ足りないよ」とご丁寧に封書で返ってきます。
必ず、規定の書面で、サインをつけて発送しなければいけません。
しかもこの規定の書面は、当事者のホームページなどでは公開しておらず自力で他の参考にできるものを探さないとなりません。
また2年間など長期で契約を結んでいる場合、解約できる期間はとてもあやふやに表記されていて、問い合わせしない限り、確定した時期を知ることが出来ません。
一度でも契約を結んだら、これでもかというほど障壁を設けて社会ぐるみで解約を阻止しようとしているんだろうか?と疑いたくなるほどです。
3ヶ月ルール
上記の解約にも絡むことですが、契約の変更・解除に関しては3ヶ月前に相手にお知らせする必要があります。
しかし、これには注意が必要で、例えば携帯電話の定額プランを2年契約で結んだとします。原則的にこの契約は明示なしの自動更新契約となります。そして、現行契約終了の3ヶ月前の時点で解約の意思を伝えなければなりません。
が、
3ヶ月前とはいつなのか?ピッタリ3ヶ月前なのか?90日前なのか?それ以前に意思表明するとしたらいつからできるのか?がまったく明示されていないのです。
例えば契約満了4ヶ月前に解約の話をすると「まだ早い」と返され、ならばとその3週間後に同じ話をすると「もう遅い」と返される。これは実際に体験した話です。
ことほど左様に、「解約」に関してはハードルが高いドイツ。これだと契約を結ぶ最初の一歩もなかなか踏み出せないよなぁとも感じます。
※こちらも最近では状況がだいぶ改善されてきて、サービスによっては解約・変更申請期間を明示してくれるところも現れてきました。
担当者によってやり方・言うことが違う
特にビザの申請で、外国人はこの問題にぶち当たります。
規模の小さい町や都市であれば、最初から最後まで同じ担当官が申請に対し対応してくれるところもあるのですが、大都市の場合、予約が取れたとしても次の担当は誰だか未定なわけです。あくまでも時間が空いているというだけで。
そしてもちろん書類を準備してから申請・面接に向かうわけですが、その申請書類も事前に明示されていたものと違うものを要求されたり、これじゃ足りないと突っぱねられることもあります。
ほうほうの体で返ってきて改めて書類を準備して、その次の面接に臨むと、「いやそんな書類は必要ない」と言われたりもするのです。
一体何が必要なのか。マニュアルで整備できる問題のはずなのですが、まったくといっていいほどそういった対応はされません。
何故か。
それは個人主義が徹底していて、担当官の個人の裁量枠がかなり広いことが挙げられます。
その人の都合で物事が進んでいくんですね。アップデートが必要な事柄でも、人によっては新しい情報がまったくなかったりする。
要領の差も人それぞれですが、それも如実に現れます。物分りのいい人が相手ならすぐに済むことでも、頑固な人にあたってしまうと、3回も4回も面接したとしても全く事が進まない、ということもよくあります。
まとめ
とはいえ、状況はゆっくりではありますが改善されてきています。共通ルールやマニュアルが用意されているところも増えてきました。そして何より「顧客満足度調査」が広く行われるようになり、どの現場でも、「そこで働いている人が正義」「消費者や申請者はそれに甘んじて受けろ」といった姿勢はまかり通らなくなってきたということでしょうね。
今回は、ドイツに関しネガティブなことを少し書いてしまいました。ドイツに居る外国人はいろんなことを克服しながらこちらで生活しています。(笑)
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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