さて、心の準備はできてますか? いよいよ面接です。
”まだ準備できてない!”という方はこちらも読んでからどうぞ↓
はじめに
ドイツでは求職者に対し、手当たり次第に面接してみて考えよう、なんてことはありません。
書類審査の時点で熟考していますので、面接に進めたということは相手はかなり前向きに考えてくれていると思って良いでしょう。
多くの場合は人事担当の方、もしくは直接の上司になるであろう人が、最初の面接官としてやってきます。
ドイツでの面接は総じてあまりかしこまる必要はありません。
新卒ではなく中途採用枠がほとんどで、面接官はあなたの話をいろいろ聞きたいと思っていますし、会社のこともホームページ情報以上に知ってもらいたいと思って臨んでいます。
本題に入る前に面接官がかなり熱っぽく会社の紹介をしてくれることもしばしばです。興味深く拝聴しましょう。
まずは話しやすい雰囲気を利用して肩の力を抜くことです。
どのような業種の面接であってもゆくゆくは上司もしくは同僚となるかも知れない相手です。うまくコミュニケーションが取れるかどうかがカギになります。
面接でよく聞かれる質問はこれだ!
どうしてドイツにいるの?
日本国内での面接であればどうして弊社なの?が第一声になるでしょうがここは外国。相手にとって日本人は外国人。そもそもどうしてドイツなの?と聞かれるのは当然ですね。きちんと答えられるようにしておきましょう。
裏を探るなら、”すぐ日本に帰るんじゃないの?”と心配しているのかも、とも取ることができます。どういったキャリアをドイツで積んでいきたいのか、今後のビジョンをしっかり伝えられるように回答を準備したいところです。
日本ではまず聞かれない質問、給料はいくら欲しい?
ドイツでは自分の給料は自分で決める、と言うと大げさですが自分で給料の交渉をしなくてはなりません。就職後も都度面談をして昇給の交渉をしていきます。
ほとんどの企業が月給ではなく年俸制でそれを12で割った金額が毎月お給料として振り込まれます。この質問は面接の最後で聞かれることが多いです。
とは言っても、もしあなたが初めて社会に出る場合、当該職種の年俸の平均など、すぐにイメージは沸かないと思います。
この点に関しては人材紹介会社にヘルプを求めましょう。
自分の希望の業界、職種、経験の有無で金額の目安は出ます。他にも、地元の外国人局に問い合わせて、就労ビザ取得に必要な年俸の最低金額を確認することもおすすめします。せっかく雇用契約まで結べたのに、ビザが出ないとなると死活問題です。
(ちなみにビザ申請に必要な書類についてはこちらにまとめています↓)
また、ドイツでは月々の給料は税金天引きの状態で振り込まれます。
「税込額いくらで手取りがいくら」というのもこちらで働いた経験がないとわからないことでしょう。これも人材紹介会社に問い合わせするのが一番です。基本的に納税額は収入の高さと関連していきますが、一概に何%とは言えないです。
以上の点を押さえた上で、年額でいくらが希望、と言えるようにしておきましょう。
面接の回数、種類、長さは!?
基本的に1度の面接で採用まですべてが決まるということはありません。
多くの場合2回面接が行われます。(場合によっては3回目もありえます。)
集団一括採用とは違うので、グループ面接もほとんど行われません。面接者1-2名と求職者1名での面接になります。(求職者よりも面接官のほうがグループのケースが多いかもしれません。2名以上のこともありました)
面接時間は日本に比べて長いと思われます。
基本的に1時間がベースです。長いものだと2時間に及ぶこともあります。
基本的に、長くしゃべることができた=多くの話題で話ができた・将来に向けての話ができたことになるので、今後ポジティブに進むことが多いです。
”話しすぎたかな?”ということはありません。
面接が終わりオフィスを出たときに、時計の針が1時間を超えて回っていたら、小さくガッツポーズです!
面接の時間によっては、また当該企業の社風などでランチを取りながらの面接のこともあります。その場合、先方はゆったりした雰囲気でざっくばらんに話が聞きたい、と考えています。必要以上にゆったりする必要はありませんが、質問などがしやすいのも確かです。
その際はベーグルサンドやラップなど、あまり食べるのに手間がかからないメニューをチョイスしましょう。
下手にステーキなどを頼んでしまうと、食べるのと話を聞くのとで意識が分散してしまいます。
オフィス内での面接でも、ランチとセットの面接でも緊張の糸は張りっぱなしです。神経も使いますしヘトヘトになってしまうでしょうが、ここはがんばりどころ。自分のアピールができるところは積極的に話していきましょう。
面接が終わった後は
人材紹介会社を通じたコンタクトであれば人材紹介会社の方から、次の面接に進むか否かの連絡が入ります。
自分でメールや電話を通してつながったコンタクトであれば面接官から、直接連絡が入ります。
いずれの場合も連絡が来るまでドキドキは止まりませんが、2次面接へ進めることを期待して待ちましょう!面接お疲れ様でした!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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