前回の投稿で、ドイツにおけるクレジットカードの普及状況について解説しました。
以下ご参照ください。
今日は、なかでも比較的作りやすくメリットも多いクレジットカードを2つご紹介します。
クレジットカードで、欲しい機能
数あるクレジットカードの中で私が重視するのは、
- 加入審査があまり厳しくないこと
- 利用限度額変更の相談にきちんと応じてくれること
- ポイントシステムの有無とその交換対象の商品
- カードを利用するすべての買い物でポイントを貯めていけること
- キャッシュバックでも商品交換でもその交換手続きにあまり手間がかからないこと
上記の点を見比べて、下記2種類のカードをおすすめします。
おすすめのカード 2種類
Amazon Prime VISA Card
Amazon Prime Visaカード
国際ブランド:VISA
年会費:19.99 EUR (Prime会員(年会費69 EUR)の場合は無料)
皆さんご存知インターネット通販の巨人、Amazon。ヨーロッパで展開されているAmazonの中でもドイツのものは提供されている商品が多いのが特徴です。
Prime会員になって、家電から日用品の購入まで積極的にAmazonに以降されている方も多いのではないでしょうか。
使えば使うほど、便利にお得になっていくAmazon(別にこちらでステマしているわけではないです。)。
ともすると個人情報をひたすら収集されてしまうんじゃないかとも思ってしまいますが、提供されているサービスを見れば積極的に利用したくなるほどお得な面が見えてきます。
そんなPrimeメンバーが行き着く先が、このAmazon発行のVisaカード。
通常発行であれば初年度無料、2年目以降19.99 EURの年会費がかかりますが、Prime会員であれば無料で取得できます。
Amazon Prime VISA Card のメリット
- このカードにはポイントシステムはついていますが、商品交換プログラムはありません。しかし、それを上回る強力な見返りがあります。獲得ポイントの1ポイントを1セントに換金して、 Amazonでの商品購入に当てることができるのです。
- しかもポイント発生対象はAmazonでの購入時のみなどとケチなことは言いません。日常での街中でのカード利用での購入、他のネットショッピングでの利用でもポイントが貯まるのです。ですから、ポイント取得のペースがとにかく速いです。
- mazonの会員ページやアプリですぐに獲得ポイント数をチェックできます。換金する手間はなく、支払い時にポイント利用を選択するだけ。これでリーズナブルにお買い物ができます。割引した後支払った代金にもポイントが付いてくるのも嬉しい点。
還元率で見ると、Amazonでの利用で2-3%とずば抜けています。その他の店舗での買い物であれば0.5%のポイント付与になります。
とにかく手軽に使うことができるAmazon Prime Visaカード。おすすめです。
Deutsche Bahn BahnCard Kreditkarte Option
Deutschebahn Bahncard Creditcard option
国際ブランド:Mastercard
年会費:Bahncard 25, 50, 100の年会費がそれぞれ違うので下記参照のこと。クレジットカードオプションの代金は、年34 EURから。
ドイツ全土で鉄道の運営を担っているDeutsche Bahn。ドイツは、飛行機網も充実しているのですが実際の利用だと鉄道移動のほうが安いパターンが多かったりします。ご利用されてる方も多いのではないでしょうか?
DBでなにより便利なところは、早期割引で幸運であれば29EURでどこでも行ける点とLaenderTicketと呼ばれる州内移動の乗り放題チケット。
しかし他にも、持っているだけでチケット金額25%Off、50%Off、さらにはチケットの発券すら必要ない100%Offになるカードの存在をご存知ですか?
それが今回ご紹介するBahnCard.
現在派生カードを除くと3種類のシンプルな構成で販売されています。
BahnCard 25 年会費 62 EURから
窓口での提示、オンラインでのカード番号の入力により自動的に25%Off。そのほかにも会員限定割引があります。
BahnCard 50 年会費 255 EURから
窓口での提示、オンラインでのカード番号の入力により自動的に50%Off。学生向けの年会費半額割引があります。
BahnCard 100 年会費 4,395 EURから
車内で提示するだけで乗車可能(予約が必要な座席であれば事前予約が必要)で、しかもドイツ国内全土で有効。ICE(日本で言うところの新幹線)にももちろん乗車可能。クレジットカードオプションは自動付帯。
BahnCard Kreditkarteのメリット
BahnCard自体にも活用法など、解説したい項目は色々あるのですが、今回は中でもクレジットカードオプションにフォーカスを絞ってお話します。
BahnCard 100をのぞいて、この会員カードにはクレジットカード機能はついてきません。ですので契約時もしくは後から付帯申請をします。
- ここで強調したいのが、正規収入のない学生でも申請が可能なところ。年会費はそれなりにかかるのですが、ドイツの中でもかなり学生に優しいカードだと思います。ドイツのカード文化はアメリカなどに比べれば遅れてはいるものの、急速に発展しています。普段の生活にしても、クレジットカードがないと逆に不便を強いられることがチラホラ。万一のためにも保有しておきたいところです。
- Bahncardには、ポイントシステムが付いています。本来であれば、これは購入した乗車券の金額に応じて付与されるポイント。ポイントは5 EURで1ポイント付きます。ポイントマーケットにはいろいろな家電やかばん、キッチン用具などいろいろな商品が並んでいます。
- クレジットカードオプションを付けると、日常の街中の買い物や他のネットショッピングでもポイントを貯めることができます。 そしてポイントの交換なのですが、ここはさすが鉄道会社。往復の無料チケットや1日間ドイツ国内乗り放題チケットもラインナップには用意されています。この交換に関しても、以前は手続きが面倒な点があったのですが、いまでは翌日の乗車チケットにも充填可能になるなど利便性はグンと向上しました。
まとめ
いかがでしたか?
上記2枚、年会費はかかるものの、かなりお得に運用できます。機会があれば作ってみることおすすめします。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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