いざビザ申請!ドイツで働く際に必要な書類

checklistドイツで就活
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こんにちは。ドイツでの就活情報、3回連続で読んでくださっている方、ありがとうございます!

第1回では情報収集について書きました↓

まずは情報収集!ドイツで働くための第一歩。求人情報の入手先一覧!
こんにちは。あなたがこちらのホームページに辿り着いたということは、いま日本にいるにせよ、すでに国外にいるにせよ、海外での就職に興味があるのだと思います。こちらのサイトでは主にドイツでの就職事情について解説していきます。...

第2回ではドイツ流の履歴書作成について書きました↓

日本の常識が通用しない!?ドイツでウケる履歴書とは
こんにちは。再訪してくださった方ありがとうございます!前回の投稿では、ドイツでの就職活動のはじめの一歩、情報収集についてご紹介しました。まだ読んでいない方はこちらから。はじめに登録すべき就活サイトなど情報収集のコツを惜しみ...

少しでも参考になる部分はあったでしょうか?

今回もはりきって、ドイツの就活事情を解説していきます!

本日ご紹介するのは、就労ビザ(労働ビザ)申請のために必要なものは何?です。

就職活動に成功して、さあ、いよいよドイツの企業で働けるぞ!と思った矢先、

”ビザがなかなかおりずにいつまでも勤務開始できない!!”

というのは意外とよくある話なのです。少しでもスムーズに就労開始できるように、事前に基本情報を頭に入れておきましょう。

必要書類その1, Meldebescheinigung

ずばり住民登録です。

ドイツに入国したらまずこの手続きをしておいて損はありません。(携帯電話の購入にもこの書類が必要となることが多いです。)

そして就職にあたりドイツ国内で引っ越しをした場合もすぐに申請に行きましょう。転居届(Ummeldung)を出して、新しい住所の載った住民登録をもらっておく必要があります。

”えっ、日本から就活した場合は!?”

と思った方、素晴らしい。

そうなんです。なんと、先に住所がなければビザがおりません

幸いにも日本人は3か月まで観光ビザ (事前に特別な手続きは不要) でドイツに滞在することができますので、就労開始前にドイツに来て住居を決め、住民登録を済ませましょう。

大都市を中心に住居探しが難航することも考えられます。就職先の会社で確保している従業員向けの住居がないかや、住居探しの手伝いをしてくれる同僚がいないか相談してみるのも手です。ドイツでは社宅や寮といったものは皆無ですが、会社と不動産会社が提携していることは多いです。

ホテル住まいでは住民登録ができませんので、どうしてもの場合はしばらく同居してくれる人を探す必要があります。ドイツではWG(Wohn Gemeinscheft)と言っていわゆるルームシェアが盛んです。学生はもちろん、社会人でも独身の方は積極的にWGを利用します。何と言っても家賃が安く済みますし、住民登録が可能です。

一時的にWGを利用することも視野に入れて住民登録の準備をしておきましょう。

必要書類その2, Krankenversicherung

健康保険の加入証明書です。

ドイツでは日本と同様にほぼ国民皆保険制度を採用しています。
外国人であっても加入は必須
仕組みとしては法的保険と私的保険の二種類があります。 簡単に言えば前者は必要最低限の保険。後者は色々オプションがつけられて補償の手厚い保険。 法的保険にも何種類かあるのが日本との大きな違いでしょうか。もちろん保険料にも差が出てきます。

ここは手っ取り早く安い法的保険で行きましょう!

とは言え、法的保険は加入に条件があり、誰でも加入できるわけではありません。ドイツで企業に就職する方は問題ないと思いますが、例えば専業主婦・主夫の方や自営業の方(アーティスト含む)などは加入を制限されています。就職先の会社で加入手続きまでやってくれる場合も多いですが、自分で手続きしなくてはならない場合はまず会社の契約書と住民登録を用意して加入希望の保険会社に問い合わせをしましょう。

既に学生や社会人としてドイツで生活していた方は現在加入中の保険会社の加入証明書を用意しましょう。

加入した時期(証明書記載の日時)が1年以上前にさかのぼる場合は出し直しを要求されることもありますので、できればあらかじめ保険会社に頼んでビザ申請時点で有効な保険であることが一目でわかるように新しい日付で発行してもらいましょう。

PDFのメール添付で1日で送ってもらえることがほとんどですが繁忙期やバケーション期は対応が遅れることもあります。余計なイライラを避けるためにも時間には余裕をもって行動しましょう

必要書類その3, Arbeitsvertrag

会社の労働契約書です。

当たり前ですがこれはとても大事。ドイツで働ける場所がありますよ、と証明しなくてはなりません。

会社の担当者のサインが必要ですし、ビザ申請時に役所のチェックが入り表現の修正や追記を求められることもあります。(ドイツ人の失業率を下げるためにも外国人への労働ビザ発給は年々審査が厳しくなっているのです。)

そのタイミングで会社の担当者がバケーション(長期休暇)に入ってしまうとなんと3週間待たされる可能性も!

繰り返しになりますが、こちらも就職が決まった時点で早めに出してもらえるようにお願いしておきましょう。

必要書類その4, Anschreibung von Arbeitsagentur

長い名前でよくわからないですね。

要は、

”なぜ当該会社がドイツ国籍を持った人間ではなく日本人を雇う必要があるのか”

を証明する書類。

前項でも少し触れましたが、ドイツ政府としては、自国民を犠牲にしてまで外国人の生活を保障する義務はありません。そして自国民の就労率はとても重要です。

ですので、この書類を入社する会社に発行してもらう必要があります。また審査も受けなければなりません。今までも日本人をたくさん雇っている会社であれば慣れているはずですが、あなたが初めての日本人の同僚という場合には注意が必要かも知れません。ビザ申請に必要な書類であることを説明して用意してもらいましょう。

作成には時間がかかると思いますので早めに一言相談してみてください。

まとめ

最後の1つが若干ややこしいですが、以上が就職する際に最低限必要な書類になります。

また、申請をするためにはまず予約が必要になりますので注意してください。

就職が決まったらビザ申請の日時を予約すると同時に上記4点の書類を不備なく集めてくださいね。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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