さて就労ビザを手に入れて働き始めて数ヶ月。もう職場には慣れてきましたか?
入社後すぐに無期で雇用契約をもらえたとしたら、最長2年のビザが出ます。
有期契約の場合はその契約書に記載された終了期日にて就労ビザが発給されます。
今回はその更新手続きのお話です。
更新手続きにつき、外国人局で面接の予約
都市によっては、ビザが切れる前に、手紙によるお知らせが入ることもあります。
その際は、面接の期日も予め設定されているのでとても楽。
都合が悪い場合は、すぐに電話もしくはメールで連絡を入れて日程を変更してもらいましょう。
しかし基本的には、面接日程は自分で確保しないといけません。
ビザの期限が切れる2ヶ月前を目安に面接日程の確保に動きましょう。
この場合は外国人局の窓口に直接向かうか、電話で対応してもらうかの2つの方法があります。
まず名前を名乗り、ビザの更新をしたい旨を伝えます。
今所有しているビザの有効期限によって日程が決まるはずです。その際、持参するものなどの注意点なども口頭で伝えられるかもしれません。
現地に行っても電話予約でもいずれにしろ、確定したら確認の手紙が後日ポストに投函されます。
日程と持参書類は要チェックです。
すっぽかしてしまうのはもってのほかですが、必要書類の何かが欠けていたら、その日は何も手続きが進みません。
ダブルチェック、トリプルチェックをお薦めします。
契約の延長について上司に相談→面談
ビザ更新において、いちばん大事な点です。
果たして自分はもっと長くこの会社で勤めることができるのか。
上司に契約更新の話をした際には、まずは人事評価の話が出ると思います。
その際には、自己評価シートが配布されるでしょう。現在従事している仕事、プロジェクト、直面している課題、日々の困難なこと、これまでに達成したこと、次回評定に向けて改善したい点などを書き込んでいきます。
(この自己評価シートに関しては下記の記事でも触れています。興味がありましたら、ご一読をどうぞ。)
そしてそのシートと、上司の評価を元に人事評価が行われ次期契約に向けてのプロセスが始まります。
企業によっては、同僚の評価をここに含めてくるところもあります。
この場合は知らないところであなたのことについてアンケートが回っていたはずです。
契約についての面談は、直属の上司か人事部のスタッフになるでしょう。企業によってまちまちです。
面談の仕方についても担当者によると思いますが、私の場合は、最初に自分の今の勤務状態についてどう考えるか、感じているかをまず話すことが多かったです。
その上で成績簿のような人事評価表を見せられ、項目ごとに解説が入ります。
疑問に思った点については逐次質問が可能でした。
その後まとめの話し合いがあり、今後に向けてのアドバイスや克服すべき課題などの話があるはずです。
*なかなか怖いのが、このアドバイス。
このときアドバイスされた事柄に関しては、次回の人事評定までに「必ず」やっておくか克服しておきましょう。
仕事のスタイルに関するアドバイスであれば、一朝一夕では克服できません。地道に修正していくことが求められます。
「がんばってきたから」は評価にはならず、「達成したこと」のみで評価は固まります。
このことは売上などの成績にも同じように言えます。
ノルマなどを明確に設定している企業は減っていると考えますが、ある程度の成績を残せない人間は、いてもしょうがない・転籍など人事による介入が必要などの厳しい評価が待っています。
目の前のプロジェクトを成功に導くのは大切なことですが、それと同時に自分の能力を上げていくこともこちらでは強く求められます。
面談が終わったら
面談が終わり、これからも働き続けることが確定したら(おめでとうございます!)、すぐに上司に掛け合い、新しい契約書の発行をお願いします。
場合によっては、再度「日本人を雇う必要のある事由」についての一筆を当局に提出する必要があるかもしれません。早め早めにお願いするものリストを提出しておきましょう。
外国人局での更新の際に必要なもの
- パスポート(有効期限に注意)
- 現在所有しているビザ
- 規定サイズの顔写真
- 健康保険加入証明書
- 直近3ヶ月の給与明細
- 新しい雇用契約書
- (場合によっては) 「ドイツ人ではなく敢えて日本人を雇う必要のある事由」
ビザ更新の面接
更新面接の当日には、現在のビザを提出し、持参した書類も合わせて提出します。
引越しなど、申請事項の変更がないかの確認が入った後、紙に印刷されたビザが発行されます。
プラスチック製の正規ビザは、8週間後をめどに再度取りに来ることになります。
その際、紙のビザと交換となりますので、忘れず持参するようにしましょう。
パスポートも本人確認で必要ですから、忘れずに。
まとめ
いかがでしたか?
ドイツ滞在における最重要項目とも言えるビザ関連の手続き。何回やってもドキドキするものです。十分な時間の余裕をもって準備していきましょう。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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