こんにちは。今日もドイツの片隅で「お仕事」とつぶやくブログです。
先回、サッカーの本田選手のセリフをもとに、自己の内面を見つめる話をしました。
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今回はまた違った視点から、自分の中身を見出して、目標とする未来を見通して見ましょう。
ハートマンマトリクス
今回は4つのマス目を使って分析をしていきます。
今回用いるハートマンマトリクスとは、自分の中の1つのを抜き出して、そこから4つの性格を出現させ、今後目指すべきキャラクター及び人物像を特定していくというものです。
まずはマトリクスをご紹介しましょう。
ポジティブな面からの展開
まず、自分の中のポジティブと言える性格を左上(1)に書き出します。
- 誰とでもコミュニケーションがとれる
- いつでも客観的に現状を認識できる
- 計画的に行動することが得意
- 調べ物なら細部までしっかり
- お金は無駄使いしない
などなど色々出てくると思います。
今回は例として、左上の「1」のところに
- 誰とでもコミュニケーションが取れる、社交的
と置いてみます。
次のステップとして、「誰とでもコミュニケーションが取れる、社交的」という性格をネガティブに言い換えて見ましょう。
「落ち着きがない・おしゃべりが過ぎる」といった性格になるでしょうか。それではこれを、左下の「2」のところに入れます。
第3のステップは、今書き込んだ「落ち着きがない・おしゃべりが過ぎる」の正反対の性格を考えてみます。私は「冷静沈着」と考えます。
右上の「3」の部分に「冷静沈着」と書き込みます。この「3」に書かれた「冷静沈着」とは、現状の自分が目指しそして獲得するべきキャラクターです。
では最後に「4」を埋めましょう。これは「1」に書いた性格の正反対のものを書き込みます。「悲観的で内向的」といったところでしょうか。この性格は、自分の目指すべきではないキャラクターとなります。
ネガティブな面からの展開
では、この表をネガティブな面からと始めると。どうなるでしょうか。
まず右下の「2」の部分に、自分の好きではない性格を書き込みます。
私の場合であれば「タイムマネジメントができない。いつもバタバタ。」と書き込みます。
次に「1」にその性格をポジティブに言い換えたものを書いてみましょう。「タイムマネジメントができない。いつもバタバタ。」 は「何事も臨機応変に対処できる。突発的な仕事が来ても動じない。」と言い換えられるでしょうか。
第3のステップは先程と同じです。「2」に書いた性格の正反対を書いてみます。
「スケジュール管理が完璧。仕事の優先順位もきちんとつけられる。」と書きました。先程と同様、これは自らの目指すべき性格になります。
最後に、「1」で書いた性格の正反対の性格を考えてみます。すると「前もって準備しないと行動に移せない。予定外のことは視野に入らない。」こんな性格が出てきます。これもやはり目指すべきではない性格ですね。
まとめ
ハートマンマトリクスの特徴
ハートマンマトリクスは、自分の性格の1つ1つから目指すべきキャラクターを導き出します。ですので、自分の中の思い当たる性格をなるべく多く試してみることをおすすめします。
この方法の面白いところは、ポジティブなものでもネガティブものでもどちらからでも始めることができる点です。「自分こういうところあるよなぁ。これポジティブかな?ネガティブかな?」のレベルから始めることができるのです。
就活の際の自分の分析や実際の面接では、とかく自分の長所・短所の表明が求められます。とは言え、実際、「自分の中でこれが長所です!」とすぐに出せる人は少ないんじゃないでしょうか。
まずは気軽に思い当たる性格から、自分の目指すべき性格やキャラクターを導き出せます。それに加えて目指すべきでないキャラクターも把握することができます。これは稀に思いも寄らないキャラクターが現れることもあります。精度100%というわけではありませんが、自分の中に隠れたキャラクターということもできます。もしかしたら、時と場合によっては流れてしまう性格とも言えるかもしれません。
こういった感じで、目指すべきキャラクターと気をつけるべきキャラクターを両方明示してくれます。1つの性格から4つのキャラクターまで展開ができるというのも、面白いところですね。
出てきたキャラクターをきっかけに自己分析を
右上の「3」にでてきたキャラクターが、今まで気づかなかったものだった人もいれば、ああこれかと思える人もいるかも知れません。既に自分の中で見出していたものであれば、自信を持って自分のいいところと言えるでしょう。ぜひそのキャラクターは伸ばしていってください。
ネガティブな所と、ポジティブな性格の裏返しの性格。この2つは、自分の短所の分析に使えます。また、実際の面接では「こんなネガティブな面もありますが、これは同時にこういった性格とも捉えています。これからはこういった方面に伸ばしていきたいです。」という反応ができますね。
今回ご紹介したハートマンマトリクス、いかがだったでしょうか。ぜひ、自己分析に使ってみてください。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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