今日は、語学をどうやって身につけていくか、についてのお話です。
と言っても、世の中には語学教育の本も解説も動画もいーーーーっぱいあるので、ここで1から論じることはしません。
あくまで就活にポイントを置いたサイトですので、外国語を1から身につける方法については他のサイトをご覧ください。
(王道の語学学校に関しては既に記事にしているので参考にしてください↓)
Volkshovhschuleで学ぶ
私立の学校で学ぶ
どこでドイツ語に触れるか?
今回私が書きたいのは、いかにドイツ語や英語に触れるか、についてです。
せっかくドイツにいるのですから、できることなら毎日24時間でもドイツ語に触れているのが、やはり理想。(あれ、これは私だけでしょうか?)
テレビやラジオ、YouTubeなどいろいろ手軽に使えるサービスがありますが、やはり生身の人間との会話が一番効果的と考えます。
語学はあくまでツール。相手とのキャッチボールができて初めてうまく使えるようになる、もしくは効果が出てきます。
大学や図書館で「タンデム」しよう!
ネットのサービスもあったりしますが、ここはぜひ地元の「大学」を訪れていただきたい。
大学生のような比較的若い世代だと、日本語に興味を持っている人は意外とたくさんいます。”日本学”学部のある大学もあります。こうした学生とコンタクトをとり、お互いに日本語とドイツ語を教え合うと、どちらにもメリットはあります。
こちらでは”Tandem(タンデム)”と呼ばれることが多いです。
相手のことはタンデムパートナーと呼びます。ぜひ検索してみましょう。(検索例:Tandem Japanisch お住まいの都市名)
ネットでもたくさんタンデムパートナー募集の情報はあふれていますし、大学のキャンパス内の掲示板でも募集しています。
地元の大学の活用方法については以下にまとめましたので、ぜひ合わせてご覧ください↓
掲示板はほとんどの場合で自由に掲示ができます。自分から募集の張り紙をしてみるのも良いでしょう。稀に、掲載許可が必要な場合もあります。貼ってあるポスターなどをよく見てみましょう。もしすべての掲示物に同じスタンプが押されているようであれば、要掲載許可です。周りの学生に聞いて、どこで許可がもらえるか確認します。多くの場合は自治会が管轄しているようです。
学部だけではなく、大学図書館や地域の図書館でもタンデムしている人たちをよく見かけます。こちらもその図書館の掲示板に、募集の張り紙がしてあることもあるので、入口近くに掲示板がないか探してみましょう。
タンデムパートナーと何を話す?
私の場合、ドイツ語をやりはじめた時は、タンデムパートナーと週に1回2時間と決めて会い、お茶をしながら会話をしていました。最初の1時間はドイツ語だけで会話をします。世間話やお互いの趣味の話をしたり、語学学校の宿題を見てもらいます。後半の1時間は日本語だけで会話。ここでは自分が先生です。難しい言い回しを解説したり、文章作りの手伝いをします。
日本語だけでなく、「美味しい和食のメニューは何か」「最近のはやりの漫画は何か」「日本のこの街について知りたい」「この漢字はなんと読むのか」「この商品を買いたいのだけれど、どこで買えるか」「方言について教えて」と会話のテーマは多種多様。先生役とはいえこちらからもいろいろと調べることが必要な場合も出てきます。また反対にタンデム相手から日本のアニメの最新情報を教えてもらったりすることも。タンデムを通して日本文化を再認識できるというのは、とても面白い点です。
タンデムパートナーは1人だけ作る人もいれば、男性と女性1人ずつ、合計2人と違う曜日に会ったり、多ければ多いと考える人は何人も作る場合もあります。
語学習得が目的ではありますが、タンデムするうちにお互いの理解も深まり、一緒に遊びに行ったりといい友人関係を築ける可能性もあります。私の経験では、タンデムで日本語に自信をつけて、実際に日本へ旅行しにいく人もいました。「長期休暇を利用して、北から南までいろんな街を巡った」なんて話を聞いたときは、嬉しくなると同時に”いいなぁ”と純粋に感心もしていました。
まとめ
こうしたつながりを通して、生のドイツ語に触れていく時間を確保していくと、日々の生活も楽しいものになっていきます。
英語の場合も同様ですね。タンデム以外にもチャット、ワークショップなど、なるべくネイティブと話す機会を作る。テキストでの勉強も文法の勉強ももちろん大事です。基礎ができていないことにはあるテーマについて深く話すことはできませんし、またなかなか会話も広がっていかない。
しかし、文法知識ばかりで頭でっかちになってしまっても、それがすなわち語学ができると言うことにはならないのが難しいところ。蓄えた知識を実際に使って、口を動かし会話のキャッチボールをすることが、語学上達の近道です。積極的に人と触れ合っていくことをおすすめします。頑張っていきましょう。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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