社食?お弁当?外でランチ?ドイツの職場でのお昼ごはん

ドイツの職場
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こんにちは。前回までの記事でひとまずドイツで就活する際の情報収集から応募、連絡、面接、採用通知、ビザ取得といっただいたいの流れのお話を書きました。

一部ご紹介↓

ここに含まれることも含まれないことも、ドイツで就活するうえで有益な情報になりそうなことは今後も配信していきます。

今回はいざ就職した後、ドイツの職場にフォーカスを当ててみたいと思います。

”オフィスワークでの何よりの楽しみはお昼ごはん♪”

という方は意外と多いのではないでしょうか。

ドイツでは多くの企業で社員食堂はありません

(なのに社員用のスポーツジムはバッチリ備えていたりします。 )

さて、ドイツ人がどうやってお昼ご飯を調達しているのか、ちょっと覗いてみましょう。

ベーカリーでバゲットサンド・ラップサンドなどを買ってくる

駅や街ナカにあるパン屋さんで調達する方法です。
カレーパンや焼きそばパンなどの惣菜パンがないドイツですが(あー食べたい!)、丸パンにサラミやチーズが乗ったオープンサンド、ゆで卵やきゅうり、ポテトサラダなどを挟んだバゲットサンド、おしゃれなお店だとスモークサーモンやクリームチーズのベーグルサンド、クスクスなど健康食を意識したラップサンドなど、種類はいろいろと充実しています。

とは言えパンが主食のドイツ人、素の丸パンやチーズパン、塩の効いたプレッツェルをそのままがぶっとかじるのもよく見ます。

”ベルリーナー”と呼ばれるジャム入りドーナツも大人気。

外へわざわざ買いに出るなら、炭火焼きたてのソーセージが豪快に挟まったコッペパンも定番です。からしをたっぷりつけて召し上がれ。

カフェテリア併設のオフィス

社食はありません!と明記してしまいましたが、オフィスビルの場合、共同利用が可能な簡単なカフェならある、という職場は多いです。

パン屋さんにあるようなサンドイッチやドーナツ、マフィンにフルーツといった最低限のメニューと、コーヒーやソフトドリンクはゲットすることができます。

時間がない時や天候の悪い時に、オフィスの建物内のカフェテリアで済ませられるのは助かりますね。

多くのスタッフは、通勤途中での調達と、この併設カフェテリアでの購入でうまく賄っているようです。

職場で自炊!

その場で作ってくれる食堂はないのに、その場で各自でつくれる本格的キッチンはあったりするのです。

日本でいう給湯室みたいなものでしょうか。自分が用意した食材を持って好きに調理し、座って食べられるようになっています。

広めの休憩室の中に冷蔵庫とコンロ、オーブン、流しがついているといった感じです。

そもそもドイツでは一般家庭を含めガスのキッチンは稀で電熱式やIHのコンロが備え付けられています。職場によって2口だったり4口だったり。包丁やまな板も完備ですから、野菜を切るところから始めることができます。オーブンやトースターなどでパンを温め、コンロで調理を進めたらあっという間に完成です。

簡単に野菜を炒めたりできるキッチンは暖かいものが食べられてなかなか嬉しいものです。そこから話題が広がったりもします。冷蔵庫はスタッフ持ち寄りの野菜や調味料でいつもパンパンですね。

私の同僚には、コーヒーに凝っていてその都度豆から挽いてフィルターで作って飲んでいる人もいました。みんなにも振舞ってくれるこれがまたまろやかで、美味しいことこの上なかったです。

あまりレストランは使わない?

お昼休憩は30分や45分と短めの場合が多いせいか、はたまた倹約家が多いお国柄のせいか、わざわざレストランでランチを楽しむドイツ人はあまり見かけません。ドイツのレストランは,、注文から提供に時間がかかることが多いのも一因かも知れません。

仕事の合間に外でランチというと、商談や面談のことが多いですね。

普段は値段の高いドイツのレストランですが、ランチメニューは比較的値段を抑えている所が多いです。ピザにやバーガーなどボリューミーな所も多いので、朝昼兼用ご飯をそれで済ます、という形でも利用されていたりもします。

日本と比べてみると?

日本と大きく違うなと感じるのは、フルーツが常に置いてあって自由に食べられる職場が比較的多いところです。

ドイツ人は、子供のころからフルーツを日常的によく食べます。

野菜の摂取量よりフルーツの摂取量の方が多いという研究結果もあるほどです。

日本より安く手に入るという事情もあるでしょうが、職場でりんごを丸かじりしたり、バナナを食べたりという光景はよく見かけます。とても健康的ですが、それと同時に、オフィスワークをしているドイツ人に関しては多くの場合バッグの中にハリボ(グミ)かミルカ(チョコ)を忍ばせているのも事実です。

そして、自身や伴侶の誕生日、飼い犬の誕生日と、なにかのイベントにかこつけて、ホールのケーキを持参してくれることも多々ありました。そんな日の午前中はケーキを囲んでワイワイです。自分の席に持っていって業務の間に食べても問題ないのですが、やはり複数の人間と話をしながら食べたほうが美味しいわけですね。

(そうそう、ドイツでは誕生日を迎える人自身がケーキを振舞います。周りが祝ってくれる日本人とは逆ですね。そのうちこれも記事にします。)

職場によっては、ボトルウォーターが飲み放題の状況で支給されていたり、常設コーヒーマシンでコーヒーが飲み放題なところもあります。

今回はドイツ人スタッフのお昼ごはん事情について書いてみました。就活の息抜きになれば嬉しいです。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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