会社内でのR&Dの役割

ドイツの職場
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皆さん、就活頑張ってますか。

今日はオフィス内で、困ったときの最後の助けR&Dについて解説していきます。

R&Dとは

R&D = Research & Developmentのことです。ただ日本で言うならSE = システムエンジニアのことでしょうか。
日常業務がほとんどパソコンで行われる現在、自社で使っているシステムの使い勝手は、究極のところ業績を左右します。

使い勝手の悪いシステムだと、効率が悪くなかなか仕事のペースが上がりません。逆に、自社の業務内容・作業工程に最適化されたシステムだと効率よく仕事がはかどり、業績も上向いてきます。

システム構築

世の中のほとんどの企業ではまず既製品のシステムを導入するのではないでしょうか。ただ既製品が自社の活動に100%フィットすることはまずあり得ません。何かしらのカスタマイズは必須。当初は外注していたとしても、システム構築会社のレスポンスがあまり速くなかったり、意思疎通がうまく出来なかったり、しょっちゅうシステムダウンがおこったり、、、と問題が多発することもよくあるようですね。

そうなると、システム自体を自社内で内製するというアイデアも自然と出てきます。

本社一社だとそこまで自社でそこまで対応することは難しいですが、本社と複数の支社、海外支店など大きなネットワークを抱えるような会社になってくれば、システム内製化が業績向上の一つの鍵になってくるようです。

R&Dの役割

システム構築とそのアップデートになります。

私がこちらで最初に入社した会社は日本の企業の海外子会社でした。日本・ヨーロッパ・アメリカ・アジアと主要地域をほぼ網羅した企業だったので、システムの内製化も早かったようです。そして組み上げたベースのシステムを全世界で共同運用していました。

ただ、もちろん仕事の進め方は全社共通というわけにもいかず、ある程度は支社内部でのフリーハンドな状況もあったようです。その土地その土地での働き方の差もあるのでしょう。ですからシステムに関してもUI系はそれぞれ個性的なものでした。ここでR&Dの存在が際立ってきます。

また自社内でサーバーも運用している場合、その適切動作の監視という重要ミッションもあります。

他のスタッフにとって、R&Dスタッフは、基本的に普段はITで困ったときのお助けマンです。私も何かトラブルが起きると、連絡をとって自分のデスクに来てもらったり、もしくはR&Dルームにヘルプを求めに行ったりしていました。

トラブルシューティングの履歴も社員が確認できるような形で公開されていました。ここで複数回トラブルになっていたこと、もしくは特定のプロジェクトで作業工程が多すぎるポイントがあったりすると、システム改修のフラグが立ちます。また各セクションのミーティングでも常に改修リクエストは受け付けていて、常に仕事はいっぱいです。

システム改修のプロセス

まず、自社内サーバーの中で改修後のシステムのプロトタイプを作成します。大規模なものでも小規模なものでも同様で、稼働中のシステムに調整を加えるのは完成後なんどかの調整を加えた後になります。やはり、現行システムが突然クラッシュしてしまうことは、避けないといけません。

プロトタイプの作成後は、実際に使う部署での試用が一週間ほど行われます。この間フィードバックを集めてさらに改良を加えていきます。

最終盤が出来上がった後、最後の現場スタッフチェックを経て、プロトタイプは現行システムに反映されます。セットアップは週末などなにか起こっても影響の少ない時間帯に行われます。

その他の業務

使い方の相談

システム改修以外にも、入社当初はシステムの使い方、Officeスイートの効率的な使い方などでもよく相談に行っていました。

データバックアップ

また、バックアップの管理も大事な業務の一部です。まちがって重要なデータを消してしまった場合は、すぐに連絡。バックアップの中から救出してもらいます。

サーバーの接続権限

その他にも、各スタッフの各サーバーへの接続権限の付与もあります。全社員がすべてのデータにアクセスできることは今の時代、基本的にまずありません。ですので、この権限についておもかっちり管理されているんですね。

Officeスイート、GSuiteやモバイルへの対応

システム内のデータをOfficeアプリに書き出すこともよくあります。こうした事態への対応も大事ですね。使用OSや各種アプリのバージョンアップもR&Dの中でテストした後社内でのバージョンアップが行われます。また基本的にアプリのインストールはスタッフだけでは出来ません。

会社内でGoogleのサービスを多用しているところでは、このクラウドシステムへの対応も徐々に進められています。営業など、外回りが多くなる部署では、社内でアクセスできるデータが外でも閲覧もしくは編集可能であれば、作業効率も大幅に上がるので。

また自前でスマホ向け、もしくはタブレット向けアプリを構築する企業も多くなってきています。

事程左様に現代の企業においてはR&Dの役割が非常に重要になってきています。おもてには出てこない縁の下の力持ちな役割ですね。実際に、求人情報を見ていても、とてもたくさんの企業で募集が行われています。

興味があればぜひ、検索をかけてみてください。またR&D向けの職業訓練もあちこちで幅広く行われています。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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