旅行で、ビジネスで、もちろん就活の面接のためにも、移動手段の確保はとても大事です。
ドイツでは、日本以上に価格の変動が激しいので、日程が決まり次第、早めにチケット確保に動くのが吉です。
今日はDB(ドイツ鉄道)での、チケット確保について解説しましょう。実際のホームページの画面を使っていきます。*2019年10月現在の内容です。ホームページ掲載内容は随時変更される可能性があります。
まずはホームページチェック
上記がDeutsche Bahn(ドイツ鉄道)のホームページになります。冒頭に直近の運行状況・警告情報などがあり、その下に検索画面が出てきます。以下、項目を入れていって検索を進めます。
(余談ですが、このスクリーンショットを取ったときの運行状況の見出しですが、ゲッティンゲン市近郊で不発弾処理があり、ダイヤに大幅な変更があるとのこと。日本でもたまに見つかってニュースになりますが、まだまだ第二次大戦の傷跡は残っていますね。。。)
実際にチケットを買ってみる
ではWeb上で、実際にチケットを検索し、そのチケットの金額を出してみましょう。まずは出発駅と目的地の駅を入力します。
DB(ドイツ鉄道のこと)の検索システムは各地のS-Bahn、U-Bahn、Bus etc.を網羅していますので、最寄り駅(停留所)からの検索が可能です。
この際、もし既にBahnCardを持っていれば、その所有オプションをonにして、はじめから割引価格を出すことも可能です。↓
「Suchen」(検索・赤いボタン)を押すと、検索結果が出てきます。
今回はケルン中央駅からハンブルク中央駅までの経路で検索してみました。他の駅を使った検索でも方法はもちろん同じです。
上記が検索結果ですが最速達列車のICEを使うと一度乗換えが必要で所要時間は4時間5分。次に速いIC(日本で言うところの特急)を使えば乗り換える必要は無く所要時間は5時間2分。と出ました。
料金が2つ出ているのは、左がキャンペーン価格(もしくは早期予約割引)、右が通常価格を示しています。(キャンペーン価格にも関わらず、左記の価格が高いものも散見されますが、この点に関しては後述します。)
車種を絞って安いチケットを重点的に探す
ビジネスでの利用であれば、速達性の高い列車を使うことは理にかなっています。
ただ、ICE利用とIC利用で価格に思った以上に差があったり、また旅行などで時間は少々かかっても安くチケットを調達したいなど、車種を絞って検索したい場合、検索結果からICE利用を(他の車種も含め)除外することもできます。
それでは見ていきましょう。
上記検索結果上部に出ている下記の「Angaben ändern」を押します。
すると検索条件入力がより詳細なものになります。
「Weitere Angaben ändern」を押します。↓
さらに、「Erweiterte Verkehrsmittelauswahl」を押します。すると利用したい車種にチェックを入れる画面が出てきます。↓
こちらが車種選択画面になります。ここでICEのチェックをはずします。
するとIC利用のものだけが出てきました。ここから乗りたい時刻の列車を選択し、必要であれば復路の列車も選択して、チケット代金確定画面へと進みます。↓
上記画面はケルン~ハンブルク往復の価格です。 チケット代金はキャンペーン価格を含め、安い順に左から並んでいます。購入後乗車列車の変更が可能か、市内1日乗車券が付いているかなど条件が異なるので要確認です。ただ単純に安いだけではないのです。
さらにここで注目していただきたいのが、一番右端の色の違う強調されているチケット代金。これは1等車両のチケット代金になります。Deutsche Bahnでは列車に対し1等車両と2等車両を設定しています。日本で言うグリーン車と普通車ですね。まれにこの1等車両利用チケットが左の2等通常価格よりも安い場合があります。こんなときは利用してみることをオススメします。(詳しくは次の章で) そしてこの1等のキャンペーン価格をDBが売り出している時季は、2等通常価格より高くても、キャンペーン価格として検索画面に表示されることがあります。
1等列車のいいところ
先ほども書いたとおり、ドイツでは1等2等という区分けをしていますが、意味合いはグリーン車と普通車と同じです。
1等ですと、座席はゆったり配置されているので乗り心地は抜群です。通常は価格差がはっきりしているので混雑していることもあまりありません。備え付けのテーブルも広く、電源も各座席に確保されているので、PCの利用・タブレットの利用・スマホの充電など快適に利用できます。
何より大きいメリットは、主要駅でラウンジを利用できること。Wifiはもちろんフリードリンクも提供されていて、出発までの時間をリラックスしてすごすことができます。
ちょっとリッチな1等列車の旅。ぜひ機会を見つけてお楽しみになっては。
今日は鉄道の利用についてまとめてみました。
次回の記事では長距離バスについてまとめています↓
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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