業界についての理解を深めよう! その1 

ドイツの職場
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ようやく就職活動を終え、晴れて入社したものの、毎日新しく覚えることの連続。
目の前の仕事への対処で追われがち。
ひたすらタスクをこなし、同僚の名前を覚えて職場環境に慣れるのに精いっぱい・・・

当然ですね。

焦る必要はありません。始めはみんな同じ。ゆっくり確実にスキルを身に着けていってください。

しばらくして日々こなす業務が落ち着いてきたら、一度立ち止まって、自分の入った業界についていろいろと調べてみましょう。

そうすることでまた違った視点で自分の今の仕事や会社を眺めることができます。

自分の会社の立ち位置は? 業界全体から俯瞰してみよう

自分の入社した会社がその業界の中で現在どういった位置にいるのか、どういったスタンスでその業界で生き残りを図っているのかを社員の視点、そして第三者の視点で見てみることは、たとえ入社してすぐだったとしても大事なことです。

自社の立ち位置が分かれば、現状の業績の分析もできます。

その中での自分の仕事の進め方も見えてきます。

もしも業界のトップにいるのであれば、その地位を維持するために不断の努力が必要でしょう。
常に追われる立場ですから、二番手三番手企業に負けないくらいの商品開発スピードが必要です。同時に現状の顧客が離れないように十分なケアを行うことも当然求められるはずです。少しでもスキを見せれば顧客はより良い商品・サービスの方へ簡単に流れて行ってしまいます。

二番手三番手の企業にあなたが所属しているのであれば、追いかけるべき目標は当面はトップを走る企業になります。

トップを取っている理由は何か?

自社が取れていない理由は何か?

相手の強み・弱みはどこか?

自社のそれはどこか?

相手を知ることによりどの部分で太刀打ちできそうなのか、現時点でどこが足りないのかなど自分の中である程度の答えを出すことができるはずです。彼らにはないこちらのメリットを力説できるよう、こまめに自社製品のチェックも必要です。
トップ企業にはないサービスや品揃えを充実させていきましょう。

自社の立場が業界の中では新参者であった場合も取る行動は同じです。

トップを走る企業はどうなっているのか?

二番手三番手の企業が狙っているのはどのポイントか?

この業界で息の長い企業はどう生き延びてきたのか?

まだどこもやっていないような新しい企画を出すとしたらどんなものになるか?

やはり相手を知ることで自分の、自社の可能性も広がってくるのです。

ライバル企業について研究しよう!

ライバル企業についても研究を進めてみましょう。

まずはホームページをくまなくチェックします。
それから、時間のある際に以下の点で観察してみましょう。

  • 相手の規模はどのくらいか。
  • 取引先はどう広がっているのか。
  • 取扱商品の中で最も競合している商品はなにか。
  • 現在の顧客で以前にその企業と取引していたところはあるか。

自分から先輩に聞いてみるのもいいでしょうし、もしかしたらグチの一つとして今後聞くことになるかもしれません。
以前の取引先を取られてしまった経緯などを聞ければ今後の教訓になりますし、反対にライバル企業から自社に獲得できた顧客の話を聞ければこちらもヒントになります。

ライバルがいるというのは好都合でもあります。
似たような立ち位置にいる相手を俯瞰して見られることにより、自社のこともより第三者の目線で見ることができるはずです。そうしてお互いを比べるところから改めて自社のオリジナリティを発見したり、新しいアイデアが浮かんだりするかも知れません。

業界の将来性について考えよう

業界全体の将来性についても思考を巡らせてみましょう。

21世紀はいろいろな場所・シーンでパラダイムの転換が起こっています。
一生安泰な場所などなかなかありません。(まあ、ドイツの場合そもそも終身雇用という考え方があまりありませんが・・・)

自分の関わっている仕事は5年後に残っているのか、10年後はどうか。

AIによって淘汰されていく職種なのか?業務縮小は避けられない部類なのか?むしろ需要が増えて更に発展していきそうな業界なのか?
同じ会社の中でも自分の立ち位置はどうなのだろうか?大規模リストラが起こった場合、対象となりそうな部署だろうか?

こういったことを普段から考えていれば、自分の将来関わる仕事の選択肢を増やすことや現在の業務の拡大のきっかけにもなります。

せっかく就職できたのに将来のリストラの可能性を考えるなんてとんでもないネガティブに聞こえるかも知れませんが、自身の将来をポジティブに考えていくためにも常に現状を把握し、可能性に備える姿勢が必要ではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?

今回は社内から更に視点を広げて業界全体をみてみることの薦めでした。日々の業務に追われがちですが少し余裕が出てきたらぜひ実践してみてください。面白い発見があるはずです。

次回はドイツの見本市、Messeについても解説していきます↓

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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