こんにちは。今日もドイツの片隅で「お仕事」とつぶやくブログです。
さて、ここのところドイツのテック系ニュースサイトでかなりの頻度で話題に上がるテーマがあります。
それは、
Windows 7のセキュリティサポート終了の件。
もうWindows 10無双状態と思いきや、まだ残っていることころには残っているんですね。
(まぁしかし、ロシアのプーチン大統領のデスクに置いてあるパソコンもWindows XPだったらしいですから、古いものを(使い慣れたものを)たとえ危なくても長く使いたいという人は多いのでしょうか。)
Windows 7を使い続けることの危なさ
さて上述の通り、Windows 7は来たる2020年1月14日を最後に公式のセキュリティサポートが終了します。
どのくらいのハッカーが未だにWindows 7を研究しているのかは分かりませんが、それでも最新版ではないですし、本家マイクロソフトももはや7向けの開発はしていません。新機能もパッチもアップデートももはやないわけです。傍からみれば穴だらけでしょう。これでは悪意のあるウィルスやアプリなどが入ってきても、自力ではもう太刀打ちができなくなることを意味します。
自分自身にとってもウィルスの驚異に丸裸というのは、データの保護もあったものではありません。
そしてメールやその他の経路を通じて、あなたの取引先にもウィルスその他の驚異は拡散します。ネットワークでこれだけつながってしまっている以上、一つだけの存在というのはデジタルでももはや有り得ないんですね。常に何かにつながっていて、その際には誰かの端末があります。
Windows 10へのアップデート
Microsoft公式では、もう無償アップデートの終了を告知していますが、実は以下のサイトからWindows 7から10へのアップグレードファイルをダウンロードすることができます。
ここでいうライセンスとは「Windows 7を正式に動かしているライセンス」のこと。日本にいる方やドイツに来ている日本人の方の中で海賊版をつかっている方は、とてもとても希少な存在でしょうから、ここは心配せずにダウンロードしていきましょう。
システム要件のチェックも必要ですが、基本的にWindows 7が動いているPCであれば、OSを動かすことは可能です。詳細は下記をどうぞ。
※1つ注意してほしいのが、Windows 7の32ビットをお持ちのマシンで動かしている方。
スペックによっては、Windows 10の64ビット版を使うことができます。CPUにCore iのいずれかのモデルが入っていれば、たとえ今Windows 7 32bitを動かしていたとしても64bit導入ができる可能性が高いです。
その場合は、64bit版の導入を強くおすすめします。私の場合、過去にLenovo ThinkPad X201iを使用していたのですが、これがCore i5の最初期版を積んでいました。Windows 7のバージョンは32bitだったのですが、10導入時に64bitでアップグレードしたところ、気持ちサクサク動かすことができるようになりました。
Windows 10の導入
上記リンクからアップグレードファイルはダウンロードできるのですが、これの正式名称は MediaCreationTool です。これをインストールして手順を進めていくことで、Windows 10を自分のPCに導入することができます。
※操作中インストールメディアを作ることを奨励されますが、これはこの時点では必要ありません。巷に出ている解説書では、USBスティックなどにインストールメディアを作成することが推奨されていますが、これはアップグレードの後、ご自身のPCが安定してからでも遅くはありません。そして実際、トラブルが起こってOS再インストールが必要になったときなどは大変便利ですので、然るべき時に作成することは、当サイトでもおすすめします。
※※Windows 10上で動かない7向けのソフトウェアも存在します。これに関してはアップグレード中に確認が入りますので、要チェックです。なくなって困るもの、新バージョンが入手できないものに関しては消してしまうと替えが利かないので、一度中断して調べてみることも大事です。
晴れてWindows 10が導入できたら
MediaCreationToolをインストールし、無事Windows 10を導入できたら以下のような画面が起動します。
その後はさっそく、アップデートを開始し、中身を最新版にします。
Windowsキーを押して、歯車マークの設定をクリック。すると別ウィンドウで以下の画面が出てきます。
下にスクロールし、最下部の「更新とセキュリティ」をクリック。
最上部のWindows Updateを押します。すると下記の画面が出てきます。
「更新プログラム」のチェックを押して、最新版を確認しましょう。いくつかの更新プログラムが出てくるはずです。それをまずはダウンロードしていきましょう。これがおわってから初めて、種々のアプリをインストールするなど、自分向けのカスタマイズを行います。
Windows 10の導入と更新プログラムの導入で、たっぷり1日は潰れることと思います。私mそうでした。年末年始、時間のある時にぜひやっておきたい作業です。
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