2019年、各国の女性の行政トップは25名に

ドイツで生活
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こんにちは。今日もドイツの片隅で「お仕事」とつぶやくブログです。

日本もドイツも年の瀬ですが、こちらに居るとあまりソワソワすることはありません。パーティなどあれば少しばかりおしゃれをして行くぐらいでしょうか。

しかし新年になった途端、街の様相はガラリと変わります。そこかしこで大型のロケット花火のような打ち上げ花火が打ち上がります。花火大会を見に行くのではなく、自分たちで盛大に打ち上げるんですね。そのおかげで街なかは火薬の香りで充満します。

政治の世界での女性の躍進

現在、ドイツはアンゲラ・メルケル政権が14年続いています。今のところ、特に障害もないので彼女の政権は来年も続き、15年目を迎えることになります。

では現在、世界各国で女性の大統領・総統・首相などはどのくらいいるのでしょうか。

答えはタイトルの通り、25名。

日本で有名なのは、独メルケル首相と台湾の蔡総統でしょうか。今年前半はイギリスの首相も女性のメイさんでした。

今年、女性のトップが誕生したのは以下の国々です。

  • スロバキア
  • サンマリノ
  • ボリビア
  • デンマーク
  • ベルギー
  • オーストリア
  • フィンランド

経済界では?

独の証券取引指数、DAX加盟30社の中で女性取締役の割合は13.4%となっています。この分野では女性の進出がまだまだ求められるところでしょうか。

今後どう進展していくのか

女性の活躍の場は、世界中で確実に増えてきています。ドイツの国防軍、日本の自衛隊でもほぼ区別なく任務についています。また労働人口が徐々に減少する時代に入っている今、区別をつけるのもナンセンスとなっているでしょう。

行政トップだけではなく、政党内部でも女性の発言力は増しています。

これからの時代、2020年代は今まで以上にこれまでの常識が崩れていくのではないかと予想します。

第2時大戦後のような急激な成長は、先進国のみならず途上国でももう難しくなってきています。

国際協調とグローバル化によって、画一化されるかに見えていた世界経済も、ここにきてエゴイズムがまた主流になりつつあります。国の舵取りも会社の舵取りも難しい時代です。あちこちの分野から頭脳を集め、解決していかないといけない問題が山積みとなりつつあります。

環境保護分野での革新が進む

2019年で、一歩進んだ分野は環境保護分野でしょう。グレタ・トゥーンベリさん(ちなみに彼女も女性)を担ぎ上げた側面は無きにしもあらずですが、「もう先送りできない」という意思表示になりました。

ドイツで生活していても、商品パッケージはどんどん簡素化されています。パッケージデザインにおいてシンプルなものが好まれるようになってきているのは、iPhoneの影響が大きかったでしょう。今年はパッケージに使う素材の削減もだいぶ進みました。すでに生鮮食品の半数近くはパッキングされていません。パンに関しても、工場でパッキングされたものとスーパーのオーブンで焼いたものを消費者自らがパックするものと半々になりつつあります。

手の凝ったパッケージも日本ほどではありませんが、あるにはあったのですが、それも個包装を減らすなど、原料の削減が進んでいます。化粧品のパッケージでも、「マイクロプラスチックは使用していません」といった文言も目立つようになってきました。

いま、すぐにCO2を減らすことは、現在の文明を維持していく以上難しい話です。個々の人間が一斉にテント生活を始めたとしても、長続きすることはないでしょう。しかし、いま行動を開始することで、少しずつ素材が変わり、再利用が促進され、ムダなものが排除されていくことにつながります。

そして、どこかの時点で大量生産大量消費のこの資本主義の見直しも図らなければなりません。

そのためにも、全市民の参加が必要になってくるわけです。別に皆が皆アクティビストになろうということではありません。ただし、決断が必要なシーンで女性の活躍の場が広がることで、より多くの頭脳や視点を獲得することができます。

LGBTQ

価値観の多様化で言うのであれば、同性婚が認められるようになるなど、性にたいする価値観も変化が見られてきました。

自分がより自分らしくあるためには、どう行動していくことが大事なのか。ここにたいする社会からの制約はもっと緩やかなものになっていくことでしょう。

インターネットの進展で、組織に属さない個人でも、問題提起をすることが容易にできるようになりました。意見表明にしても同様です。個々人の意見表明がリアルな世界の身の回りでは賛同者が少なかったとしても、インターネットが繋がる先は即世界です。自分の思いと似たような考えをする人を見つけることはそう難しいことではありません。もしかしたらもうグループやサークルさえも出来ているかもしれません。

マイノリティがマイノリティのままでいなくても良い世界。意見の多様性が更に発展します。

「これはこういうものだから」という強制は、もはや時代遅れになりつつあります。

まとめ

価値観の多様化が一層進むであろう2020年代。男女別け隔てなく、才能ある人間はどんどんトップに立つでしょう。問題は山積みですが、後ろ向きに考えるのではなく未来志向で生きていきましょう。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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