過去のバイト内容を履歴書に書く

ドイツで就活
スポンサーリンク

皆さん、就活頑張っていますか。

ふと思い立ったときに書く履歴書シリーズ。今回もやってきました。

今回の内容は、職歴には書けないけど、志望先にアピールしたい過去の実績をどう書くかについて。加えて、大学時代のボランティアなどは書く必要があるかについてまとめています。

以前にも履歴書関連は複数の記事にまとめています。まだ読んでいない方はぜひこちらからどうぞ。↓

職歴ではないけれど、過去の実績を履歴書に記入したい

結論から書きますと、履歴書内に書き込んでしまって全く問題ありません。

ただし、冗長になりすぎないよう取捨選択する必要はあります。

例えば、私の場合、学生時代に友人のジャーナリストのお手伝いで取材旅行に同行し、私名義で記事を書いたことがありました。これは扱いとしてはフリーランスですが、立派なジャーナリストのお仕事です。そして成果物が世に出ているのであれば、アピールしないともったいない。

例えば、ドイツに来た初期にパン屋や日本料理屋でバイトの経験があります。ホールや厨房で働いていました。しかし、この点に関しては書いても仕方がないので記入しません。もし私が料理人としてこれからの仕事を志望するのであれば、経験が幅広くあるという意味で記入することにメリットはあります。ただし、この先のキャリアにつながらないアルバイトであれば、誰も興味を持た無いということになります。先方の人事が知りたいのは、採用するにあたりどれだけのメリットのある人間なのか、という点です。

シンプルに言うと「全ての道は貴社での仕事に通じる」ということを伝えないといけません。

履歴書への記入の仕方

まずは職歴から。履歴書には「Berufserfahrung」と見出しをうって新しい順に書き込みます。その際、

  • 実際に働いた期間(契約期間) - 働いていた企業名 - 部署・業務内容

の順で書き込みます。

続いて、「Studium」(学歴)と「Kenntnisse & Fähigkeiten」(習得技能)の見出しで、最終学歴とパソコンの使用可能なソフトウェアや語学能力などを記入します。

これもフォームは

  • 在籍期間 - 在籍していた団体・機関名 - 専攻
  • 習得技能の種類(PC-Software・Sprachen等) - ソフトウェア名・言語名 - どの程度使えるか(Sehr Gut等)

その後で「Weitere Tätigkeiten」と見出しを打って、職歴以外に強調したい過去の実績を記入します。

こちらも上記にそろえて

  • 実際に働いていた期間 - 職種 - 業務内容

のように書き込みます。履歴書を受け取った側が読みやすいよう、書式のスタイルは揃えたほうが吉です。備考欄のように枠を作って羅列するのは、読みづらいですのでおすすめしません。

※記入順は、全て新しいものからです。時系列として直近のものが最も価値があります。要注意。
※学歴は、大学もしくは高校から書き出します。それ以前のものは必要ありません。

学生時代に頑張ったこと

これも書き込みたい方は多くいると思います。日本の履歴書内や面接では、大きなアピールポイントになるところですから。

ただし、「こちらでは主専攻と副専攻でどういった論文をまとめたのか。」を話したらそれで終わってしまいます。ボランティアなどは前述の通り、志望する職業とマッチするのであれば、書く意味はあります。しかし自身の専攻とかけ離れた分野・志望する職業とマッチしないのであれば、残念ながら書いてもあまり意味はないと思われます。

大学生は特権階級?

こちらでは「学生の本分は勉強」との意識がとても強いです。高校卒業時に志望すればほぼ全入状態にある日本の大学とは違い、ドイツの大学は10歳のときにGymnasiumへの進学を志望しそれを17歳もしくは18歳の時点で卒業できない限り、大学への志望資格を得ることが出来ません。近年、この条件はかなり緩和されたとは言え、Gymnasium卒業と卒業試験のAbiturの高得点取得はいまだに絶対条件です。

ですので、大学生、大学院生はある意味特権階級なのですね。金銭面を含めいろいろな面で優遇されています。

ですので、大学での活動にプラスアルファはあまり期待されないのです。「しっかり専攻を勉強し、先のキャリアで使うことのできる実力を身につけたかどうか」が応募者を見る視点になります。

まとめ

今回は、履歴書内での自己アピールについて少し突っ込んで書いてみました。選考の際、先方の人事がまず見るのは履歴書です。分かりやすく端的に自らの長所を伝えられるよう、工夫していきましょう。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました