皆さんの中にはSNSサービスの1つ、LinkedInをご存知の方もいるかもしれません。
ドイツで就職活動・勤務するにあたりどのように役立つでしょうか?
今回はこのサービスにフォーカスを当てます。
ビジネス向けSNSのLinkedIn
LinkedInはビジネスに重点を置いたSNSです。
社内コミュニケーション、取引先とのやり取り、会社の広報などに使われています。
企業のページを見てみると、一般に公開されている会社情報よりも頻繁に更新されていたり、より深い情報が載せられたりしています。
ソフトウェア開発の会社であれば、自社ソフトのHow to useを載せていたりもします。
動画との親和性も高いので、いろんな紹介ムービーを閲覧することもできます。
特徴
個人のページに関しては、頻繁に更新している人はあまり見かけません、これはどうしたことでしょうか。
それはLinkedInの最大の特徴にも関わっています。このSNSはコミュニケートや近況報告といったことにも使えますが、もっと重点を置いているのは個々の経歴についてです。
LinkedInにおいては、参加者のキャリアパスがわかりやすく表示されます。この人間がどういったキャリアを積んできたのか、専門としていることは何なのかといったことが、他のSNSよりも明確に知ることができるのです。
これを利用してビジネスチャンスを拡げていこうとする流れがヨーロッパでは主流です。
このことを別の角度から見ると、「履歴書」を分かりやすく公開しているとも取れます。ですのでヘッドハンティングのツールとして使われることもしばしば。
人脈が人を活かすと昔から言われていますが、ビジネスにおける人脈を可視化できるツールです。
就活にはどう使える?
求職者にとっても自分をうまくアピールできる場とも言えます。顔写真を貼り、経歴、実績、習得済みの資格などをリストに次々と書き込んでいきます。
そして友人や以前のお客さんを探してみましょう。
他のSNSと同じく友達申請が可能です。ただここでのイメージは友達ではなく、ビジネスパートナーといったようなイメージです。
この、「履歴書の延長線のようなイメージ」という点はLinkedIn自身もうまく把握していて、求人データの公開サービスも展開しています。
企業の求人情報を集めると同時に、求職者情報も収集。その2つをマッチさせて、こういった求人があるけれども、もしくはこういった求職者がいるけれども、とサジェスチョンを送ってくれます。
無料プランでも充分に使えますが、求職者向けにサポートの付加のあるプレミアムプランも用意されています。
またIT系の基本ソフトウェアのトレーニングも提供しています。基本的に課金が必要ですが、無料トライアルも用意されているので、興味ある講座は受けてみるのもいいでしょう。
こんな便利なサービスを就活に使わないのはもったいないです!
さっそくアカウントを作って、いろんな企業ページを巡ってみましょう。
アカウントを実際に作ってみる
まずはLinkedInのホームページにアクセスして「メンバー登録」をクリック。
それから、氏名とメールアドレス、パスワードを入力します。
しばらくすると、LinkedInからメールが来るのでリンクをクリックしてメンバー登録を完了させていきましょう。
その後開くことができる個人ページは以下のようなイメージです(こちらはドイツ語版)。
ここに、名前・顔写真・所属していた学校・企業などの情報を入れていきます。
求職ページにチェックを入れれば、希望職種とエリアの選択、履歴書のアップロードなどができます。
アカウントの利用
最初から友人検索を始めても良いのですが、私は興味ある企業のページを巡回することからはじめました。
ゆくゆくは知人も介してネットワークを築いていければと考えていますが、最初のイメージはあくまで就活ツールです。
興味ある企業の最新の動向を見てみたり、社員がどんな情報発信を行っているのかを閲覧していました。これだけではもちろん職場の雰囲気などはつかめませんが、情報発信に積極的な企業はいろいろとアクティブな面が多いかなと感じます。
求人検索に関しては、他の就活支援サイト並みに充実しています。ひたすらスクロールダウンしていって、希望の職業を見つけていきましょう。
ものによってはその場でLinkedInにアップロードしているデータをもとに応募が可能です。(対応していない場合は、求人元の応募フォームに飛んで、個人情報の入力画面と履歴書と志望動機の保存画面に移行します。)
企業側からコンタクトが入る場合もあります。
メッセージは画面右下に出てくるチャット画面にすべて反映されます。メールや電話のやり取りよりも気軽に会話ができるので、活用していきましょう。本格的に採用に動き出したら、いつものように電話による説明とオフィスでの面接に進みます。
(人材紹介サービスも登録の仕方によっては企業側からコンタクトが入ります↓)
まとめ
いかがでしたか?SNS利用での就活はこれからもっと盛んになっていくと感じます。時代を先取りして、いろんな発見をしていきましょう。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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