このブログでは、都度ドイツ国内の移動手段について解説しています。
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今回はその中でも変わり種をご紹介しましょう。
日本でやったら、、、ちょっとグレーな移動手段です。
Mitfahrgelegenheit
今回の移動手段は自家用車を使ったものです。ただし自分のではなく、他人が乗っている車にというもの乗せてもらうというもの。
ドイツには、自家用車所有者が同乗者を募って目的地まで一緒に旅するという文化があります。こちらMitfahrgelegenheitという固有名詞もついています。
大陸で道が国境を超えてつながっているヨーロッパでは、ヒッチハイクが盛んです。高速道路のサービスエリアなどではこうした若者をよく見かけます。目的地が乗せて貰う人の行き先と違う場合は、似た方向に走る車を見つけては乗り換えをしながら何度もヒッチハイクをします。
Mitfahrgelegenheitはこのヒッチハイクを偶然に任せた旅にするのではなく、ウェブ上で予め同乗者を募り、料金を決めて、当日一緒に出発するというものです。SNSの登場で利便性が飛躍的に上がりました。例えば、同じ大学の中にMitfahrgelegenheitのグループを作っておいて、そこに車を持っている人が車で移動する日程と行き先を書き込んでおくのです。人気の都市であれば応募はすぐに集まります。価格設定も電車やバスに比べかなり安く抑えているので、乗る側にしてもメリットは大きいです。
日本だとコレは「白タク行為」として道路運送法で禁じられているんですね。調べてみると違反者(運転した人)には『3年以下の懲役または300万円以下の罰金』の罰則が科されるとあり、結構びっくりしました。
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