展示会のシーズン

ドイツで就活
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今年もMEDICA、医療関係の展示会がドイツで行われる季節となりました。

こんにちは。今日もドイツで「お仕事」とつぶやくブログです。

冒頭でもご紹介しましたが、今週はドイツ西部デュッセルドルフでMEDICAという展示会が開催されています。

この展示会は世界最大級の医療系展示会の1つで、世界中から多種多彩なメーカーが出展しています。個人的にこの展示会には関わりが深いので、この機会にいろいろと解説していこうと思います。

MEDICAとは

冒頭でもご紹介しましたが、世界最大級の医療系展示会の1つです。毎年11月中旬から下旬の月~木4日間、メッセ・デュッセルドルフにて開催されます。出展社は約5200社。71の国と地域から集まっています。欧州・アメリカ・アジアはもちろんのこと、インドやアフリカからも出展が相次いでいますね。

来場者は述べ12万人と、これまた規模が大きい。展示会会場は17フロアで展開されていますが、どこを見ても人人人です。

近年は中国企業の躍進がめざましく、地元のドイツ企業の数に迫る勢いで出展攻勢をかけています。

出展されている方のお話を聞いていると、展示会にブースを出すことで新規のお客さんやプロジェクトを獲得するより、「他のイベントや学会で知見を得た取引先と、取引に関しツメのミーティングを展示会期間内に行う」というメーカーさんが多いようです。

ヨーロッパのほぼ真ん中に位置するドイツ。人の往来で言えば、集まりやすい環境にあると言えます。後の記事で解説しようと考えていますが、ドイツにおいて展示会ビジネスはどこも盛況です。

ブースを出したからと言って、すぐにビッグプロジェクトにつながるかは未知数ですが、参加されているメーカー・販売業者・実際に使うお医者さんなど、やはり接点は求めているようです。

MEDICAの出展業者

医療分野に関する全ての商品が一同に会す、といっても過言ではないでしょう。

  • 手術の際の縫い針
  • 縫い糸
  • それを挟む鉗子
  • ベッド
  • その上の手術用ライト
  • 救急車向けベッド
  • バーチャル手術体験装置
  • 内視鏡
  • 超音波スキャン
  • 酸素カプセル
  • 汚染物処理装置
  • 注射器
  • メス
  • 救急隊員用リュックとその中身
  • レーザー
  • CT・MRI
  • マッサージ装置
  • etc…

 

と本当に多種多彩です。現地で初めて見るような商品もありました。

出展の仕方

MEDICAは17ホールで展開されている大規模な展示会ですので、出展者の規模も千差万別です。

まずは、100平方メートル近い規模で看板も大きく展開しているものや、商談スペースとして2階部分を設けるなど大規模なブース。名の通った有名企業が多いです。
次に、自治体が参加企業を募って1ブース内に複数の企業が出展しているケース。企業としては自力で出展するよりも参加しやすいメリットが有るのかもしれません。実際、ドイツだけでなく日本の自治体も多数出展していました。
MEDICA自体は3mx4mのサイズから出展が可能です。ブース自体はコンパクトにまとめて、商品紹介や商談に注力する企業も多数あります。

こうして5000社を超える企業が、世界中から一同に会するのです。

出展商品を体験する

また来場者向けの体験コーナーも数多くあります。見たところ、マッサージ機器のデモンストレーションが多いように感じました。意外なところで人が集まっていたのは超音波機器のところでしたね。ハンディタイプの超音波発生器で、手軽に体内を観察できるのですが、今までのものは結構大掛かりな機械で、専用の病室などが必要でした。

今回展示されていたのは、ノートパソコン型の機械やタブレット機器を利用したもので、いままでの機器よりも格段に持ち運びがしやすくなっています。その小型さを生かした新たな利用方法などの提案もされていました。

今年の展示会では、機会があって酸素カプセルを体験させていただきました。いままでいろんなニュースで聞いていて、主にスポーツ選手が活用しているというのは知っていたのですが、体験するまでは至っていませんでした。

実際に体験!

今回利用させてもらったのは、酸素カプセルと言えどもかなり大きさのあるもので、内部に好みの椅子を入れて座ることも、マットレスを敷いて運動しながら入ることもできる、といったものでした。実際に中に入ると酸素が送り込まれるのと同時に気圧も高まります。(これは体内により多くの酸素を取り込めるよう工夫してあるそうです) ちょっと耳がツーンとしてきますので、都度耳抜きが必要になります。

今回は10分間の加圧と10分間の減圧を体験させていただきました。本来であれば1時間以上中に入って使用するものですので、充分に体験できたとは言えないでしょう。しかし減圧の時間に肩の力がスゥーっとぬけるのを感じました。その後の仕事が少し楽になったのは確かです。

まとめ

展示会と言えば、実際に出展してお客さんに自社製品をアピールすることが目的でしょう。大勢の人が集まるこの展示会で、少しでも光るものが有れば、かなりの確率で商談に結びつくといいます。

また展示会自体、現在揃えられている製品群の大規模な見本市とも言えます。関係者ではなくとも、見聞を広めるにはいい機会。入場料は高いですが、中にはいって見てみるといろんな発見があります。出展機会がなかったとしても、一度体験してみることをおすすめします。

展示会に関しては、下記の2つの記事でも解説しています。合わせて御覧ください。↓

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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