履歴書内の能力の表記の仕方

ドイツで就活
スポンサーリンク

皆さん、就活頑張ってますか?

このブログ内で履歴書のことに関しては何度か話題にしていますが(例えば以下の記事)

今回はその中でも、自身の習得能力の表記の仕方にフォーカスして解説していきます。

語学試験をパスしていてもそのレベルを人事担当は分からない

例えば、あなたがドイツ語の試験、TestDafやDSHをクリアしていてB2やC1レベルの語学力があるからと言って、そのレベルをそのまま履歴書に書いても、残念ながら一回で理解してくれる人は少ないです。

それよりもfließend(流暢な)、もしくはKonversationssicher zu Wort und Schriftと書いたほうがわかりやすいです。

以下に語学習得レベルの書き方を表します。参考にしてみてください。上に書いているのが高レベル、下にくだるほど低レベルです。

  • Verhandlungsicher
  • Fließend
  • Konversationssicher
  • Gute Kenntnisse
  • Grundkenntnisse

また母国語に関しては、上記の個々のレベルに無理に当てはめることはせずに、Mutterspracheとだけ記入します。

母国語話者が感じる「流暢な」とその国における外国語の「流暢な」

さてこの「流暢な」fließendですが、相手の語学レベルによって受け取り方が変わる、というのはご存知でしょうか。

ドイツ人が母国語のドイツ語に対し、外国人がfließendと書くと、かなり期待値が上がります。「ほぼネイティブ並みに話せること」を意味してしまうのです。

逆にドイツ人が外国語である英語に対し、外国人がfließendと書くと、「読めて書けて話せるレベル」とこちらは極端に期待値が下がります。こういったことに気をつけながら、履歴書の項目は書き出していきましょう。

(この感覚、日本人とはちょっと逆かな?とも感じたり。いかがでしょう?)

ITリテラシーに関して

パソコン技能であれば、オフィスワークではMicrosoft Officeスイートがメジャーなことは以前にも解説しました。↓

会社によっては、マイクロソフト社やアドビ社以外のソフトウェアにも興味を持っているところも多いようです。
とすれば、過去に使用していたメールソフト、フリーウェアのソフトなどを書き出すのも有効ですね。

例えば文書作成とメール関連だけでも以下のソフトに関して記入が可能です。

  • Microsoft Word, Excel, PowerPoint
  • Microsoft Outlook
  • Microsoft Outlook Express
  • Libre Office (Open Office) Writer, Calc, Impress
  • Mozilla Thunderbird
  • Google Docs, Sheets, Slides, Forms
  • Google G-Suite Apps
  • Gimp

多ければ多い方が、見た目は良いです。ただし、履歴書はA4サイズ2枚に抑えたいところ。他のパートを削ってまで書き込む必要は無いです。(Arbeitsagenturや他のオンライン求人サービスの中には、デジタル履歴書といった感覚で、自己の習得能力を選択し入力できるプロフィールページもあります。そこには気兼ねなく全て書き込んでしまいましょう。)

また、現行使われているものに絞って書き出すことも重要です。
過去に使用していたからと言って、いまは誰も使っていないソフトを書き出したとしても、それは混乱の元です。(ただ、プログラミング言語に関しては、過去のものも書く必要はあるかな、と感じます。系統立てて進化してきたものですから、おおもとを知っているということは大きな財産です。)

また、日本に限って広く流通していソフト(例えば、一太郎・花子・勘定奉行など)を記入しても、先方はなんのこと見当がつきません。こちらも混乱の元ですのでご注意を。

まとめ

応募する会社には必ず提出する履歴書ですが、見やすくわかりやすければ、人事担当の目にも止まりやすくなります。就活の第一歩ですし、面接につながるルートはたくさん用意しておきたいところ。以前にも書きましたが、会って話さないことには自分の人間性を伝えることは難しいです。

履歴書だけで全てを説明しようとしてもそれは不可能です。しかし自分の能力がひと目で分かるよう、履歴書を作成することは可能です。今回紹介した習得能力のお話は履歴書の中でも職歴(もしくはいままでの経験)と同等に重要なものです。みなさんそれぞれに光るものをお持ちだと思います。まずは、多くの企業の人事担当の感心を惹きつけましょう。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました