ドイツで実際に就職したら、同僚との付き合いもいろいろとでてきます。
よく話題になるのは終業後の付き合い。
毎日にはならないとは思いますが、飲みや食事に誘われることはよくあるでしょう。
他にも毎週末スポーツに打ち込む同僚も多くいます。平日、体を動かすことは難しくても週末には少し運動したいという方も多いのではないでしょうか。
企業内や他のスタッフを含めてスポーツサークルを作っているところもあります。
今日は、その点を解説しましょう。
企業のスポーツサークル
日系企業で人気の(人の集まる)スポーツはソフトボールとサッカーです。
毎年、夏前に日系企業対抗でソフトボール大会やサッカー大会などが複数の都市で催されています。
チームは一つの企業で結成することもあれば、人数の都合で合同チームを結成することもあります。
また駐在事務所や出張事務所であれば、そもそも社員の数が数えるほどしかいないところもあります。所属企業に関係なく参加できるチームも最近は増えているようです。
大所帯のチームであれば同じチーム内に、大会向けに2チームや3チーム結成できるところもあります。
活動頻度
チームのスタイルが様々であれば、そのスポーツの対する情熱もいろいろ。
毎週末グラウンドや河原などに集まってしっかり練習するところもあれば、大会直前に顔合わせをしてポジションを決め、当日はぶっつけ本番で勝負!なんてチームもあります。
ただ、どのスポーツにしても年間通して活動しているところは少ないようです。
夏場は暑いですし、冬、雪に埋もれたグラウンドに人は来ません。
どのチームも懇親が主な目的。
一緒に体を動かして汗をかけば一体感が出てきます。
日頃のオフィス勤務で凝り固まった体をほぐす意味でも、ポジティブなことばかり。健康を気にしている方は大勢いるので、あまり激しく動きたくはないけれど、体は動かしたい、という潜在リクエストは多いですね。
また純粋にスポーツだけではなく、各種イベントも合わせて実施するところも多いです。
バーベキュー大会や忘年会も同じ面々で開催されています。
地域のマラソン大会に参加する
球技以外であれば、ランニングも人気です。
あまり装備にお金をかけずすぐに始められるからでしょうか。
ドイツでは各都市で頻繁にマラソン大会・ハーフマラソン大会が開催されています。
よく聞くのは、自分の住んでいる街のマラソン大会を目標にされていること。
レースではフルマラソンだけでなく、ハーフマラソン、10kmコース、6kmコースなど複数の種類を用意して開催されていることもあります。
また、フルマラソンコースをリレーして走る枠などもあったりして、その際は3人や4人で順に走っていくことになります。
このようにレベルが何段階かに分けて設定されているので、毎年参加してその度に参加レベルを上げている人も多くいます。
一度参加すると、来年も参加したい!と思えるようです。
モチベーションの高い人は、1都市ではなく複数都市でマラソン大会にエントリーして年に複数回走っている人もいます。
比較的身近な範囲で目標を設定できるので、毎朝もしくは毎晩多くの人が走っていますね。特にドイツ北部は低地が広がっていますから、街中を走っていてもアップダウン激しい街はそう多くないです。内陸部でも川に沿って発展した街であれば、川沿いは走りやすいエリアと言えます。
まずは短い距離から走り始めることをおすすめします。
ウォーキングから始めるのもいい手ですね。
そして継続して毎日走り続けることも大事。少しずつ距離を伸ばし、またスピードも上げていって、徐々に心肺機能を向上させていきます。
しばらく続けて、階段の上り下りで息が上がらなくなってきたら、体が走るのに慣れてきた証拠です。
ジムに通う
近年、街なかで徐々に存在感を示し始めているのが、フィットネスジムです。
各都市の各地域に少なくとも1つは見かけるようになってきました。多いところでは狭いエリアに2つも3つも大手のジムが集まっていることもあります。
終業後の夕方にひと汗かきにジムに通うという人も増えてきました。それに伴い、ドラッグストアやスーパーでもプロテイン飲料の取り扱いが増加しているようです。
話を聞いていて意外だったのが、ジムの開店時間が午前6時とかなり早いこと。
これは勤務前にジムに通う人を見込んでとのことでした。確かに夜明けまえから窓越しにマシンランニングをしている人はいます。
月会費を払えば、トレーニングの設備利用とシャワーの利用がいつでも可能になります。
こうした自由度の高さも人気のひとつなのでしょう。
またトレーナーに鍛えたい部位について相談し、プログラムを作ってもらうことも可能です。
まとめ
いかがでしたか?
今まさにスポーツの秋。日本で行われているラグビーワールドカップを観戦し、体がムズムズしている方も多いのではないでしょうか。天気のいい週末は外に出て体を動かしてみませんか。
長い冬の過ごし方については別記事をどうぞ↓
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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