就職活動費がもらえる!? ドイツで申請可能な就活助成金

ドイツで就活
スポンサーリンク

就活中のみなさん、お疲れ様です。

今回はArbeitsagenturの就労希望者支援で、ちょっと書きたいことができたのでご紹介します。

Arbeitsagenturは日本で言うハローワーク的な役割も備えています。

究極の目的は、就労希望者の就職とそれに伴って失業率を下げることです。

求人情報の提供のほかにも、様々なサポート(トレーニング等)があることは、以前の記事でもご紹介したとおりです↓

今回は金銭面でのサポートについてお話したいと思います。

就職活動って時間はもちろんのこと地味にお金がかかりますよね。一番は面接現場までの交通費かと思いますが、細かく見ていけば証明写真の用意、履歴書や志望動機の印刷、情報収集やスキルアップのための投資、場合によってはスーツを新調したり靴を修理に出したり・・・

調べてみると意外や意外!

Arbeitsagentur から受けられる金銭的なサポートは非常に多岐にわたります!!

職業訓練、トレーニングコースの受講料

Arbeitsagenturを通して職業訓練が受けられることは以前お話しました↓

500もあるトレーニングコースですが、好きに選べるわけではないんですね。助成が可能な分、なんでもかんでも受け放題というわけにはいきません。受講にあたり審査も当然入ります。

自分の目標とする就職先に合った、もしくは入社のために必須な能力のトレーニングの費用に関しては全額支給されます。

営業職への就職希望者において英語も使えた方がクライアントの幅が広がるので英語をトレーニングしたい、というのは可能、営業職を探しているけどホテルマンの資格も一応とっておきたい、というのは難しい、ということです。

また、コースによってはそもそも全額支給ではなく一部自己負担が発生するものもあるのでよく確認してみてください。語学など人気のコースは同じような内容でも複数の提携先が提供しているので、内容が自分に合っていそうかどうかや立地が通いやすいかどうかを比較して決めるのが良いと思います。

トレーニングコース受講中の交通費

そして、トレーニング期間中の交通費

これも地味にありがたい。定期券が手に入れば行動の範囲も広がります。

トレーニングコース受講中のベビーシッター代

お子様がいる場合は、トレーニング中にどこかに預ける際にかかる金額(ベビーシッター代)も上限はありますが支給されます。

就職活動中の面接のための交通費

就職活動における面接の際の交通費

いま自分がいる街ではなく、他の街の企業の面接を現地で受けた際の支援になります。

ドイツでは面接の際の交通費を出してくれる企業もありますが、出してくれない場合も安心ですね。

日本では就職活動をしたくても、そもそも電車代が支払えずにうまく活動できない、という悪循環があるという記事を読んだことがあります。遠方へのICE(ドイツの新幹線のようなもの)での移動料金を負担してくれるというのは素晴らしいです。

引っ越し費用

遠方地での就職が決まった際には、引っ越し費用の補助も申請できます。

自前でレンタカーを借りて家具を運ぶ場合は、そのレンタカー代が助成対象になります。引越業者に頼む場合は、2社から見積もりを取り寄せ、その際の安い方の金額を(上限はありますが)助成してもらえます。

通常であれば自分の現在地からかけ離れた都市での就職活動は面接の交通費はもちろん就職後の引っ越し代を考えると躊躇してしまうところでしょうが、ここまでサポートしてもらえるのであれば視野を広げて広範囲で自分に合った求人を探すことができますね。

ドイツでは各都市でだいぶ個性が変わります。

ハンブルクを始めとする北ドイツの街々。ここは伝統的に出版業が盛んなので、それに関連する印刷業や翻訳業も活気があります。また、大きな港もあるので物流拠点としても認知されています。港の近くには大きな倉庫が林立していますね。

ベルリンは、政治と文化の中心地になりつつあります。「ドイツの最先端はここ!」といわんばかりにスタートアップやベンチャー企業が数多く生まれています。

デュイスブルクやドルトムント、デュッセルドルフなどのルール工業地帯に属する都市では、製造業が盛んです。また日本企業も盛んに進出している地域でもあります。

南に目を向けると、バイエルン州は観光に力を入れています。世界中から約600万人の集客を誇るビール祭「オクトーバーフェスト」をはじめ、ノイシュバンシュタイン城やニンフェンブルク宮殿など中世の建築物の見どころがたくさんあります。

もちろん、有名だからといって潤沢に求人があるわけでも、その都市だからここで働かないといけないなどということはありません。しかし、都市ごとの強みが見えてくると、働き始めた後のイメージも湧きやすいです。余裕があれば、ドイツ全土で仕事を探してみてください。

まとめ

いかがでしたか?上記の制度をうまく活用して、財政的な負担をなるべく軽くして就活に臨みましょう!

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました