Arbeitsagenturってなに?ドイツの労働監督局、活用法

Buildingドイツで就活
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こんにちは。就活中のみなさん、お疲れ様です。いつも読んでくださっている方、ありがとうございます。

今回もドイツでの就職活動に関する情報を提供していきます。

日本人にとってかなり遠い存在でありなかなか想像もつきにくいであろうドイツのお役所。

就職する際、関わる人もいるし、関わらない人もいる、「Arbeitsagentur」。

正式名称は”Agentur fuer Arbeit”と言います。

直訳すれば労働局もしくは労働監督局になります。

”ドイツ人のための役所でしょ?”

と思われた方、そんなことはありません。求職中の外国人もたくさん出入りしています。

ここに登録することで、就活の際の様々なサービスを受けることができます。

どんなメリットがあるのか、どのように利用すれば良いのか解説していきます!

Arbeitsagenturの主な業務とコンタクトの仕方

主な事業内容はこちら。

  1. 求人情報の紹介
  2. 就労にに向けたトレーニングなどのサポート
  3. 失業保険の支給

*特に3つ目は大事な役割。この制度がないと安心して働くことは難しいです。

これから就活を始める人も、突然職を失った人も、今後の就職活動を考えている人なら誰でも、まずは行くことをお勧めするお役所です。

できれば開館時間に合わせて直接現地に赴き、窓口で現状を説明します。

(一番シンプルなのは「ドイツに居住していて、仕事を探している」ということでしょうか)

そうすると、担当のスタッフをあてがってくれるので、そのスタッフの部屋へ。

*パスポートと滞在許可の身分証明は持参必須です。忘れないように。

ここで個人情報や就活の現状・職種と年俸の希望などを話します。1日ではなかなか終わらないので、基本情報をデータベースに打ち込み次第、予約を取り、後日また呼び出されて面接があります。その面接で、今後の大まかな方針(何を申請し、どのようなサポートを受けるのか等)が決まります。

失業保険の申請方法

前項の就労支援と失業保険では担当が違うので、両方を申請した人は数回カウンセリングに行くことになります。

失業保険の申請には過去に最低2年間の納税が求められるので、ここは注意してください。

(ドイツ国内で2年以上働いて納税していなければ申請の権利がありません。)

この申請にあたっては、自分の就労状況の説明書と会社側の雇用状況の説明書の双方が必要になります。

会社に書いてもらう文書のフォームはこちら。

https://con.arbeitsagentur.de/prod/apok/ct/dam/download/documents/Arbeitsbescheinigung_ba013140.pdf

そして記入の際の注意書きがこちら。上記フォームと一緒に会社に提出するのが望ましいかと思われます。

https://con.arbeitsagentur.de/prod/apok/ct/dam/download/documents/dok_ba014828.pdf

円満な形で仕事を終えたなら提出しやすいかもしれませんが、突如クビになった!という方は、少し提出しづらいかもしれません。

ただしこれは会社側の義務です。

書き込んでもらわないことには先に進めないので、遠慮せずになるべく早く申請しましょう。

就労に向けたサポートを受けよう

サポートは履歴書の書き方から始まります。

Arbeitsagenturに初めて登録した人向けの共通コースが、まずは提供されます。そこで、

  • Arbeitsagenturのホームページでの求人情報の探し方
  • 自身の求職情報の入力の仕方
  • 履歴書の書き方
  • 志望動機の書き方

がレクチャーされます。

合わせて証明写真もプロのカメラマンに撮ってもらいます。

まさにドイツでウケる履歴書についての記事でオススメした写真が撮ってもらえます↓

パソコンに不慣れな人もいるので、そこから手取り足取り教えてくれることもあります。

この期間中も就活相談にのってくれるので、ドイツでの就活の方針を徐々に固めていきます。

トレーニング(職業訓練)が無料もしくは割引で受けられる!

就労に向けたトレーニングについては、こちらで提供されているトレーニングの一覧が閲覧できます。

https://kursnet-finden.arbeitsagentur.de/kurs/

語学のコースから、IT技術といった広く需要のあるもの、かなり専門的な分野の技術習得まで多岐に渡ります。

何を学びたいか、どういったスキルを伸ばしたいかを選択し、受講したい都市を選びます。

各トレーニングは、委託された私立の教育機関がそのコースの運営を担当しています。中には同じ都市でも複数の学校が同様の講座を提供していることもあります。

受講したいコースをArbeitsagenturの就労サポート担当官と相談し、あわせて公的補助の申請を出します。

これで認められれば無償もしくはリーズナブルにトレーニングを受講することができます

*ただし、希望職種に関連するものに限られます。手当り次第、複数の講座を受講することはできません。

就活にあたって、スキルを伸ばすことはとても大事です。ドイツで求められるのは即戦力。就労する前に自身のスキルを磨いておいて損はありません。

自分に自信のあるものを身につける、また自信のあるものを伸ばして評価してもらう。もしくは今までの経歴上弱かった部分を克服する、など活用方法は人それぞれ。ぜひ、自己の価値を底上げしていってください。

注意点としては、コースによって公的な資格試験の受験まで含まれているもの、いないものがあります。自分の取得したい技能は何かしらの認定が必須なのか、それとも経験があることのみ証明できれば良いのか、一度調べてから受講を進めましょう。

トレーニングについてもう少し詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください↓

まとめ

いかがでしたか?Arbeitsagenturが求職者向けに行っている事業についてご理解いただけたでしょうか。思ったよりも手厚くサポートしてくれることに驚かれた方も多いのではないかと思います。ドイツの役所に出向くのは少し勇気がいるかも知れませんが、上記のようにたくさんのメリットがありますのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

実際に出向いて登録したあとの流れは別記事にまとめています↓

今回の記事で書ききれなかった就活助成金(!)についてはこちらの記事をどうぞ↓

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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